2012年01月30日
『金は彼女の回りもの』簡単な感想
今年に入ってから案の定読書のペースが落ちているのですが、そんな中で『金は彼女の回りもの』を読みましたので感想を書きます。ただし、長い感想は自分的にもつらいので短めにいきます。ネタバレも含みませんので、折りたたみも無しです。そのまま閲覧しても大丈夫です。

『金は彼女の回りもの』時田唯電撃文庫。amazon.co.jp
パソコンで閲覧しているなら画像の大きさで分かりますが、私的評価は★5です。
アフィリは後で、気力がある時に貼りますのでお待ち下さい。
では以下、いきなりですが、感想です。ざっといきます。
全体として面白かったです。
前半、かなり無茶苦茶ですが、そのムチャぶりが本作品のルールとして分かりやすく読者に伝わるので、主人公がメインヒロインの下僕になる流れもスムーズに入って行けました。
メインヒロインも、裏を読んで更に裏を読んで更に裏を読んでなんかいいかげん分からないからとりあえず疑いつつも信じてみる、というスタンスが良くて、守銭奴なんだけ守銭奴ではない良い人というキャラを上手く描けていて好感を持てました。
幼馴染みとか妹とかも、テンプレではありますが、良いキャラです。
もちろん主人公も良いキャラです。
それらのキャラを紹介する半分くらいまでは良かったです。
ただ、サブヒロインの名前が吉田さん、というのはできればやめてほしかった。これじゃどうしてもシャナを思い出してしまう。
半分過ぎると、前半から容易に想像がつくように、メインヒロイン茜の家の問題が出てきます。これがどうも前作『恋敵はお嬢様』の焼き直しっぽく感じてやや減速。
全体的に言うと、文章がところどころぎこちないというか、第一線作家と比べたら劣ると思えてしまうのと、物語の流れがちょっとぎこちないと感じるところがあった、くらいでしょうか。
で、後半で出てくる悪役。これも『恋敵はお嬢様』同様に、あまり存在感が無いというか、魅力が無いというか。
ただ、戦いの過程は良かったです。十分盛り上がったと思う。
それでもやはり、全体としては王道すぎて、簡単に先が読めてしまう面もあるので、読者によっては物足りないでしょう。
全体を通している、お金は大事だけど、お金だけに縛られちゃダメよ、というテーマも一貫していて良いです。
ということで、私的には、若干欠点も目に付いたものの、星を減じるほどではなく、むしろ面白さの方が上回ったので★5とします。
じんじゃえーるよりは上。ゴメンナサイと比較するとどちらが上か迷うところですが、欠点がちょっとだけど目立ったので、下ですかね。後でその場所にアフィリ貼ります。
以上です。短くまとめようと思えばできるんですよ。

『金は彼女の回りもの』時田唯電撃文庫。amazon.co.jp
パソコンで閲覧しているなら画像の大きさで分かりますが、私的評価は★5です。
アフィリは後で、気力がある時に貼りますのでお待ち下さい。
では以下、いきなりですが、感想です。ざっといきます。
全体として面白かったです。
前半、かなり無茶苦茶ですが、そのムチャぶりが本作品のルールとして分かりやすく読者に伝わるので、主人公がメインヒロインの下僕になる流れもスムーズに入って行けました。
メインヒロインも、裏を読んで更に裏を読んで更に裏を読んでなんかいいかげん分からないからとりあえず疑いつつも信じてみる、というスタンスが良くて、守銭奴なんだけ守銭奴ではない良い人というキャラを上手く描けていて好感を持てました。
幼馴染みとか妹とかも、テンプレではありますが、良いキャラです。
もちろん主人公も良いキャラです。
それらのキャラを紹介する半分くらいまでは良かったです。
ただ、サブヒロインの名前が吉田さん、というのはできればやめてほしかった。これじゃどうしてもシャナを思い出してしまう。
半分過ぎると、前半から容易に想像がつくように、メインヒロイン茜の家の問題が出てきます。これがどうも前作『恋敵はお嬢様』の焼き直しっぽく感じてやや減速。
全体的に言うと、文章がところどころぎこちないというか、第一線作家と比べたら劣ると思えてしまうのと、物語の流れがちょっとぎこちないと感じるところがあった、くらいでしょうか。
で、後半で出てくる悪役。これも『恋敵はお嬢様』同様に、あまり存在感が無いというか、魅力が無いというか。
ただ、戦いの過程は良かったです。十分盛り上がったと思う。
それでもやはり、全体としては王道すぎて、簡単に先が読めてしまう面もあるので、読者によっては物足りないでしょう。
全体を通している、お金は大事だけど、お金だけに縛られちゃダメよ、というテーマも一貫していて良いです。
ということで、私的には、若干欠点も目に付いたものの、星を減じるほどではなく、むしろ面白さの方が上回ったので★5とします。
じんじゃえーるよりは上。ゴメンナサイと比較するとどちらが上か迷うところですが、欠点がちょっとだけど目立ったので、下ですかね。後でその場所にアフィリ貼ります。
以上です。短くまとめようと思えばできるんですよ。
2012年01月29日
旭川市井上靖記念館へ行ってみた
本日1月29日は井上靖先生の命日です。あすなろ忌とも呼ばれているようです。
北海道旭川市は大文豪井上靖の生誕の地ということで、井上靖記念館があります。
そこへ行ってみました。
いや、本当は、生誕の地なのですから生誕の5月6日に行ってみたかったところなんですけどね。5月6日は東京へおのぼりさんして文学フリマに行ってみたいので、命日ですけど、丁度「西域小説展」という特別展も行われているということなので、この機会を逃すまいと行ってきました。
場所は旭川市の自衛隊の北。井上靖生誕の地や井上靖通りのわりと近くです。隣には中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館があります。以前の郷土博物館です。

中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館
随分と歴史を感じる瀟洒な建物ですが、旧旭川偕行社です。今日は時間が無いので、こちらは外観を眺めただけでスルーです。近々改修工事に入るらしいです。
中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館と井上靖記念館の間には、六角堂があります。由来は忘れたけど、有名な建物らしいです。

そしてこちらが旭川市井上靖記念館です。

入場料は一般200円。中の展示室は、そんなに広くはないです。急ぎ足だったら30分もかかりません。
ですが、西域小説展をやっていたこともあり、私は一時間半くらいかけてゆっくり観てきました。
作家井上靖については改めて説明の必要は無いでしょう。
旭川生まれですが、出身は静岡。京都大学で学んだ後、新聞記者になります。玉音放送の時の記事も書いているらしい。その後40歳過ぎてから『猟銃』で本格的に文壇デビューし、『闘牛』で第22回芥川賞。その後は、これらのような現代物純文学作品と、あすなろ忌の名前の由来の『あすなろ物語』や『しろばんば』みたいな自身の少年時代をモデルとした自伝的作品、そして、歴史小説がありました。
歴史物の題材は、『おろしや国酔夢譚』のようなロシアなどもありますが、日本を舞台にしたもの、中国を舞台にしたものが多いです。その中でも更に西域を舞台とした物は代表作といってもいいでしょう。
で、展示の説明では、西域小説は全部で19作だそうです。『楼蘭』『敦煌』などは当然ですが、中国本土が舞台の『楊貴妃伝』も西域小説の中に入るらしい。それでいて80歳過ぎて完成した最後の大作『孔子』なんかは含まれないみたいです。その分類の基準が私にはよく分かりません。
実際に井上靖先生が西域の地へ訪れたのは、19作品のうち17作品を発表後でした。
つまり書物で得た知識と想像と、詩情豊かな文章で、西域を生き生きと描いた作品を書いていたということ。
西域のロマンは、ほんのちょっとかもですが、私にも分かるような気がするのです。
かつて、シルクロード史や中国史にハマって、それっぽい資料なんかをちょろっと読んでいた時期が私にもあったのです。だいぶん前のことですが。
『敦煌』のところの説明にあったのが、、「史実を積み重ねて、その間を想像で埋める」というものでした。これはまさに私がやってみたいと思っていることで、大きく頷いてしまいました。
敦煌というのは、莫高窟という所の壁の中に大量の文書が封じられていた所です。これが、中国本土では散佚してしまったような貴重な文書も含まれていて、歴史学的に大変重要な発見で、敦煌学、という学問の分野さえできてしまったほどです。……って、このへんは中国史についてそれなりに知っている人は誰でも当たり前に知っていることですが。
ここで謎なのが、一体誰が、何のために、こんなことをしたのか。
その謎について、架空の人物を出しながらも西夏の李元昊(高校世界史で習うので聞き覚えのある人も多いはず)などの歴史上の人物を絡めて描いたのが『敦煌』という作品となります。
話が無駄に長くなってきたかな。
40代になってからの本格デビューという、まあ作家としては遅い部類ですが、新聞記者としての下積みがあったからこそ良質な作品を書けたともいえるでしょう。それで、83歳で亡くなるわけですが、晩年の大作『孔子』は80歳過ぎてから完成したものですし、亡くなる前年には詩集『星欄干』を出しているし、亡くなった時点でもエッセイを執筆中で断筆となったといいます。また、『あすなろ物語』『しろばんば』の系列である少年時代をモデルとした作品群も完成させたいと思っていつつも果たせず、『孔子』の次は親鸞を題材とした小説を構想していたり、大量の北海道関係の資料を貯め込んでいて北海道を題材にした何かを考えていたのではないかとも推測されたりもしますが、亡くなったことで全て酔夢と消えたわけです。ノーベル文学賞も候補に挙がったとされながらも、結局受賞できずでした。それでも、80歳過ぎてなお現役、それも第一線だったということには驚かされるばかりです。
展示物の数は、今回の西域小説展を含めてもさほど多くはありません。
でも貴重な物は多いですね。中国土産として買った夜光杯も西域小説展のコーナーにあったし。
常設展示では、生原稿とかありました。当然、原稿用紙に太めのモンブラン万年筆で手書きです。『猟銃』のような重要な作品は、プロトタイプ的な同名の詩があって、そこから構想を膨らませて小説として書いたのかな、といったケースもいくつか見られます。
あと、文化勲章と、文化勲章を受けた時に一緒に貰ったという螺鈿細工の飾り箱とか。
それら展示物を説明するプレートが、単に学芸員が考えた説明文ではなく、井上靖先生本人が書いた文章の中から、展示物を象徴するような文章を抜き出している。
その文章が、断片であってもやっぱりすごい。
「ナナカマドの赤い実の洋燈(ランプ)」といった表現に代表されるように、簡潔なようでありながら、元が詩人だけあって詩人らしい詩情が溢れていて、静かなようでいてダイナミック。
いやほんと、大した広いわけでもないし、展示物がいっぱいありまくるわけでもないのですが、一時間半、堪能させていただきました。
現在、東京の旧井上靖邸の移設工事が準備されているようです。工事が終わったら、そちらも含めてまた見に行きたいです。
旭川はラーメンどころということで、行ったついででハシゴして食べてきました。
さすがに食べ過ぎで腹がつらいかも。


ラーメンについては、後日、別途記事を書きます。
今日の記事のまとめ。
上で色々と偉そうに語ったわけですが、実は私は、井上靖先生の作品をほとんど読んでいません。
だってライトノベル読者で脳みそがピンク色の萌えブタぶひぶひいっているような私には、井上靖文学はあまりにもレベル高すぎるのですわ。
芥川賞作の『闘牛』とか『楊貴妃伝』、あと、学校の国語の授業で『しろばんば』だったか少年時代物の断片を読んだことがあります。現在は『楼蘭』を読んでいる最中です。
ていうか、たったそれだけです。
特に西域物はいずれ読みたいですけどね。
果たしてそんな私が、井上靖先生の創作魂の感化を受けることができたんでしょうかねー……というのがオチでした。
キーワード:井上靖
北海道旭川市は大文豪井上靖の生誕の地ということで、井上靖記念館があります。
そこへ行ってみました。
いや、本当は、生誕の地なのですから生誕の5月6日に行ってみたかったところなんですけどね。5月6日は東京へおのぼりさんして文学フリマに行ってみたいので、命日ですけど、丁度「西域小説展」という特別展も行われているということなので、この機会を逃すまいと行ってきました。
場所は旭川市の自衛隊の北。井上靖生誕の地や井上靖通りのわりと近くです。隣には中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館があります。以前の郷土博物館です。
中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館
随分と歴史を感じる瀟洒な建物ですが、旧旭川偕行社です。今日は時間が無いので、こちらは外観を眺めただけでスルーです。近々改修工事に入るらしいです。
中原悌二郎記念旭川市彫刻美術館と井上靖記念館の間には、六角堂があります。由来は忘れたけど、有名な建物らしいです。
そしてこちらが旭川市井上靖記念館です。
入場料は一般200円。中の展示室は、そんなに広くはないです。急ぎ足だったら30分もかかりません。
ですが、西域小説展をやっていたこともあり、私は一時間半くらいかけてゆっくり観てきました。
作家井上靖については改めて説明の必要は無いでしょう。
旭川生まれですが、出身は静岡。京都大学で学んだ後、新聞記者になります。玉音放送の時の記事も書いているらしい。その後40歳過ぎてから『猟銃』で本格的に文壇デビューし、『闘牛』で第22回芥川賞。その後は、これらのような現代物純文学作品と、あすなろ忌の名前の由来の『あすなろ物語』や『しろばんば』みたいな自身の少年時代をモデルとした自伝的作品、そして、歴史小説がありました。
歴史物の題材は、『おろしや国酔夢譚』のようなロシアなどもありますが、日本を舞台にしたもの、中国を舞台にしたものが多いです。その中でも更に西域を舞台とした物は代表作といってもいいでしょう。
で、展示の説明では、西域小説は全部で19作だそうです。『楼蘭』『敦煌』などは当然ですが、中国本土が舞台の『楊貴妃伝』も西域小説の中に入るらしい。それでいて80歳過ぎて完成した最後の大作『孔子』なんかは含まれないみたいです。その分類の基準が私にはよく分かりません。
実際に井上靖先生が西域の地へ訪れたのは、19作品のうち17作品を発表後でした。
つまり書物で得た知識と想像と、詩情豊かな文章で、西域を生き生きと描いた作品を書いていたということ。
西域のロマンは、ほんのちょっとかもですが、私にも分かるような気がするのです。
かつて、シルクロード史や中国史にハマって、それっぽい資料なんかをちょろっと読んでいた時期が私にもあったのです。だいぶん前のことですが。
『敦煌』のところの説明にあったのが、、「史実を積み重ねて、その間を想像で埋める」というものでした。これはまさに私がやってみたいと思っていることで、大きく頷いてしまいました。
敦煌というのは、莫高窟という所の壁の中に大量の文書が封じられていた所です。これが、中国本土では散佚してしまったような貴重な文書も含まれていて、歴史学的に大変重要な発見で、敦煌学、という学問の分野さえできてしまったほどです。……って、このへんは中国史についてそれなりに知っている人は誰でも当たり前に知っていることですが。
ここで謎なのが、一体誰が、何のために、こんなことをしたのか。
その謎について、架空の人物を出しながらも西夏の李元昊(高校世界史で習うので聞き覚えのある人も多いはず)などの歴史上の人物を絡めて描いたのが『敦煌』という作品となります。
話が無駄に長くなってきたかな。
40代になってからの本格デビューという、まあ作家としては遅い部類ですが、新聞記者としての下積みがあったからこそ良質な作品を書けたともいえるでしょう。それで、83歳で亡くなるわけですが、晩年の大作『孔子』は80歳過ぎてから完成したものですし、亡くなる前年には詩集『星欄干』を出しているし、亡くなった時点でもエッセイを執筆中で断筆となったといいます。また、『あすなろ物語』『しろばんば』の系列である少年時代をモデルとした作品群も完成させたいと思っていつつも果たせず、『孔子』の次は親鸞を題材とした小説を構想していたり、大量の北海道関係の資料を貯め込んでいて北海道を題材にした何かを考えていたのではないかとも推測されたりもしますが、亡くなったことで全て酔夢と消えたわけです。ノーベル文学賞も候補に挙がったとされながらも、結局受賞できずでした。それでも、80歳過ぎてなお現役、それも第一線だったということには驚かされるばかりです。
展示物の数は、今回の西域小説展を含めてもさほど多くはありません。
でも貴重な物は多いですね。中国土産として買った夜光杯も西域小説展のコーナーにあったし。
常設展示では、生原稿とかありました。当然、原稿用紙に太めのモンブラン万年筆で手書きです。『猟銃』のような重要な作品は、プロトタイプ的な同名の詩があって、そこから構想を膨らませて小説として書いたのかな、といったケースもいくつか見られます。
あと、文化勲章と、文化勲章を受けた時に一緒に貰ったという螺鈿細工の飾り箱とか。
それら展示物を説明するプレートが、単に学芸員が考えた説明文ではなく、井上靖先生本人が書いた文章の中から、展示物を象徴するような文章を抜き出している。
その文章が、断片であってもやっぱりすごい。
「ナナカマドの赤い実の洋燈(ランプ)」といった表現に代表されるように、簡潔なようでありながら、元が詩人だけあって詩人らしい詩情が溢れていて、静かなようでいてダイナミック。
いやほんと、大した広いわけでもないし、展示物がいっぱいありまくるわけでもないのですが、一時間半、堪能させていただきました。
現在、東京の旧井上靖邸の移設工事が準備されているようです。工事が終わったら、そちらも含めてまた見に行きたいです。
旭川はラーメンどころということで、行ったついででハシゴして食べてきました。
さすがに食べ過ぎで腹がつらいかも。
ラーメンについては、後日、別途記事を書きます。
今日の記事のまとめ。
上で色々と偉そうに語ったわけですが、実は私は、井上靖先生の作品をほとんど読んでいません。
だってライトノベル読者で脳みそがピンク色の萌えブタぶひぶひいっているような私には、井上靖文学はあまりにもレベル高すぎるのですわ。
芥川賞作の『闘牛』とか『楊貴妃伝』、あと、学校の国語の授業で『しろばんば』だったか少年時代物の断片を読んだことがあります。現在は『楼蘭』を読んでいる最中です。
ていうか、たったそれだけです。
特に西域物はいずれ読みたいですけどね。
果たしてそんな私が、井上靖先生の創作魂の感化を受けることができたんでしょうかねー……というのがオチでした。
キーワード:井上靖
魚沼産コシヒカリ!平成23年度米!農家直送!幻の川西米!昔ながらの純魚沼産こしひかり!混ぜ... |
2012年01月28日
必要諸費用は自己負担でお願いします。
よく「小説を書くのって、道具を揃えるとかでお金もかからないよね」というふうなことを聞きます。
うーん。そうでしょうか?
私はけっこうお金を費やしてきたようにも思います。
以下、ワナビとして小説を書く上で必要な経費を考えてみます。
・パソコン、周辺機器
小説を書くなら別にパソコンが無くても手書きでもできます。が、現代のワナビにとっては無いと困るでしょう。小説を執筆するソフト、プロットを作るためのソフト。調べものをする時のネット環境などが必要となります。
また、執筆専用として、執筆ソフトだけを入れて無駄を省いたパソコンを持っている人もいるようです。
パソコンを使うということは、快適な環境のために、マウス、キーボード、マウスパッドなども、自分に適したものを厳選すべきでしょう。
・執筆用ソフト
フリーソフトを使う人もいるでしょうけど、人によっては一太郎を買って使う、というケースもあるかもしれません。まあ私が一太郎ユーザーなのですが。
・紙
公募に出す場合、最近ではネット応募も増えてきたけど、とりあえずしばらくは紙の応募も無くなる気配はありません。
パソコンを使わず手書きの人にとっては、400字詰め原稿用紙が必要になります。
長編の場合、大体300枚だとすると、50枚つづりのやつが最低でも7冊必要になります。間違えた場合はくしゃっと丸めて後ろに放り投げて、一枚最初から書き直しですから。
・プリンタ、インクカートリッジ
パソコンで執筆して紙にプリントアウトするならば、当然必要となります。プリンタは一回買ってしまえばしばらくは使えますが、バカにならないのがカートリッジ。結構値段が高いですし、これって印刷を急いでいる時に限って切れるんですよね。
・パンチ、紐、ダブルクリップ、封筒、糊、CD-R
原稿を送る時に必要な諸々。千枚通しで穴を開ける人っていますかね。最近ではデータをCDに焼いて送ることになります。私はケースに入れて古新聞一枚でざっとくるんで出していますが、それで大丈夫なのかは分かりません。
・郵送料
普通郵便で送るか速達や簡易書留で送るか、あるいはレターパックみたいなサービスを使うか。私は昔は簡易書留を使っていましたが、今は普通郵便です。ちゃんと受理されてはいるようです。でも受理されたからと言って一次通過するわけではありません。
・メモ帳
出先などでアイディアが閃いた時や、取材したことをメモするために必要。紙のメモ帳とボールペン、というアナログなケースもあるでしょう。ポメラみたいな電子メモ帳もあるでしょう。あるいは携帯電話のメール機能を使うこともできます。いずれにせよ何らかの形でお金を使って用意する必要はあると思います。
・書籍、マンガ、DVD、音楽など
アウトプットをするためには、インプットが必要です。
小説を書くにしても、色々と読んで勉強しなければ、とても書けるものではありません。
特に、自分が出したいレーベルの過去の受賞作は要チェック。傾向を知る必要があるはず。
本を買わずに図書館で借りることもできますが、その場合はそこまでの交通費がかかるでしょうし、図書館に置いていないライトノベルなんかの場合は、古本屋であったとしても買わなくては。レーベル傾向研究などの場合は、借りるなどというケチなことを言わずに買って常に手元に置いて座右の書とし、モチベを高めるべきかと。
他にも、マンガを読んだりDVDを借りるなどして映画を観たりで、物語展開やキャラ配置や演出など、色々研究の必要があります。
音楽などは、インスピレーションを得るのに重宝します。某所の音楽企画のように、音楽を題材とした作品を書くことだってあるかもしれません。
・取材
アマチュアにとっては、一言で取材といっても簡単ではありません。まさか農業高校で一年間取材とか無理でしょうし。
まさか異世界とかには取材には行けませんが、モデルになるヨーロッパの国とかには行けるはず……はずですが、これだって簡単じゃない。
行くのが無理だったら、その分、上記の書籍とかDVDなどで多めに費用を使ってじっくり調べる必要があるはず。
行って調べることができるなら、行ってみるべきでしょう。
高校野球を題材に書くなら、自分が高校時代野球部だったとかでないのなら、試合を観戦に行ってみる。交通費と入場料がかかります。吹奏楽部を題材に書くなら、定期演奏会を聴きに行く。これも交通費と入場料。ラブコメを書くのなら、お祭りシーンのために地元のお祭りに行って、出店で射的をやってみたりチョコバナナを食べてみたり。バレンタインデーの場面を書くのなら、チョコをもらってみるとか、もらえるアテが無いなら某寺宙さんのように自分でチョコレートを買って食べてみるとか。あるいは砂糖と塩を入れ間違えたチョコをわざわざ手作りして食べてみるとか。そんな気合い入ったワナビがいるかどうか分かりませんが。
とりあえず、ざっと思いつく限りではこんなところでしょうか。
人によっては、「俺は喫茶店で執筆する」なんて人もいるでしょうから、その場合はコーヒー代とかありますかね。
確かに、他の趣味と比べたら、かかる費用は小さいかもしれません。
パソコンとかケータイとかマンガとか喫茶店のコーヒーとか、それは執筆のための費用なのか個人の楽しみのための費用なのか線引きもできなさそうですから、それを除外して考えると執筆必要経費というのは小さく思えてしまいます。
でも確実に言えること。
小説を書くのだって、本気で取り組むならば、それなりに出費はあります。
キーワード:バレンタイン
うーん。そうでしょうか?
私はけっこうお金を費やしてきたようにも思います。
以下、ワナビとして小説を書く上で必要な経費を考えてみます。
・パソコン、周辺機器
小説を書くなら別にパソコンが無くても手書きでもできます。が、現代のワナビにとっては無いと困るでしょう。小説を執筆するソフト、プロットを作るためのソフト。調べものをする時のネット環境などが必要となります。
また、執筆専用として、執筆ソフトだけを入れて無駄を省いたパソコンを持っている人もいるようです。
パソコンを使うということは、快適な環境のために、マウス、キーボード、マウスパッドなども、自分に適したものを厳選すべきでしょう。
・執筆用ソフト
フリーソフトを使う人もいるでしょうけど、人によっては一太郎を買って使う、というケースもあるかもしれません。まあ私が一太郎ユーザーなのですが。
・紙
公募に出す場合、最近ではネット応募も増えてきたけど、とりあえずしばらくは紙の応募も無くなる気配はありません。
パソコンを使わず手書きの人にとっては、400字詰め原稿用紙が必要になります。
長編の場合、大体300枚だとすると、50枚つづりのやつが最低でも7冊必要になります。間違えた場合はくしゃっと丸めて後ろに放り投げて、一枚最初から書き直しですから。
・プリンタ、インクカートリッジ
パソコンで執筆して紙にプリントアウトするならば、当然必要となります。プリンタは一回買ってしまえばしばらくは使えますが、バカにならないのがカートリッジ。結構値段が高いですし、これって印刷を急いでいる時に限って切れるんですよね。
・パンチ、紐、ダブルクリップ、封筒、糊、CD-R
原稿を送る時に必要な諸々。千枚通しで穴を開ける人っていますかね。最近ではデータをCDに焼いて送ることになります。私はケースに入れて古新聞一枚でざっとくるんで出していますが、それで大丈夫なのかは分かりません。
・郵送料
普通郵便で送るか速達や簡易書留で送るか、あるいはレターパックみたいなサービスを使うか。私は昔は簡易書留を使っていましたが、今は普通郵便です。ちゃんと受理されてはいるようです。でも受理されたからと言って一次通過するわけではありません。
・メモ帳
出先などでアイディアが閃いた時や、取材したことをメモするために必要。紙のメモ帳とボールペン、というアナログなケースもあるでしょう。ポメラみたいな電子メモ帳もあるでしょう。あるいは携帯電話のメール機能を使うこともできます。いずれにせよ何らかの形でお金を使って用意する必要はあると思います。
・書籍、マンガ、DVD、音楽など
アウトプットをするためには、インプットが必要です。
小説を書くにしても、色々と読んで勉強しなければ、とても書けるものではありません。
特に、自分が出したいレーベルの過去の受賞作は要チェック。傾向を知る必要があるはず。
本を買わずに図書館で借りることもできますが、その場合はそこまでの交通費がかかるでしょうし、図書館に置いていないライトノベルなんかの場合は、古本屋であったとしても買わなくては。レーベル傾向研究などの場合は、借りるなどというケチなことを言わずに買って常に手元に置いて座右の書とし、モチベを高めるべきかと。
他にも、マンガを読んだりDVDを借りるなどして映画を観たりで、物語展開やキャラ配置や演出など、色々研究の必要があります。
音楽などは、インスピレーションを得るのに重宝します。某所の音楽企画のように、音楽を題材とした作品を書くことだってあるかもしれません。
・取材
アマチュアにとっては、一言で取材といっても簡単ではありません。まさか農業高校で一年間取材とか無理でしょうし。
まさか異世界とかには取材には行けませんが、モデルになるヨーロッパの国とかには行けるはず……はずですが、これだって簡単じゃない。
行くのが無理だったら、その分、上記の書籍とかDVDなどで多めに費用を使ってじっくり調べる必要があるはず。
行って調べることができるなら、行ってみるべきでしょう。
高校野球を題材に書くなら、自分が高校時代野球部だったとかでないのなら、試合を観戦に行ってみる。交通費と入場料がかかります。吹奏楽部を題材に書くなら、定期演奏会を聴きに行く。これも交通費と入場料。ラブコメを書くのなら、お祭りシーンのために地元のお祭りに行って、出店で射的をやってみたりチョコバナナを食べてみたり。バレンタインデーの場面を書くのなら、チョコをもらってみるとか、もらえるアテが無いなら某寺宙さんのように自分でチョコレートを買って食べてみるとか。あるいは砂糖と塩を入れ間違えたチョコをわざわざ手作りして食べてみるとか。そんな気合い入ったワナビがいるかどうか分かりませんが。
とりあえず、ざっと思いつく限りではこんなところでしょうか。
人によっては、「俺は喫茶店で執筆する」なんて人もいるでしょうから、その場合はコーヒー代とかありますかね。
確かに、他の趣味と比べたら、かかる費用は小さいかもしれません。
パソコンとかケータイとかマンガとか喫茶店のコーヒーとか、それは執筆のための費用なのか個人の楽しみのための費用なのか線引きもできなさそうですから、それを除外して考えると執筆必要経費というのは小さく思えてしまいます。
でも確実に言えること。
小説を書くのだって、本気で取り組むならば、それなりに出費はあります。
キーワード:バレンタイン
[5250円以上お買物で送料・代引無料]小さな赤いハート ドイツ ドライマイスター社 最高級ト... |
2012年01月25日
懲りずに発見。ラーメン味ラーメン的トートロジー
以前に、森永チョコボールブラックサンダー味、というのをコンビニで見つけて食べてみたのですが、今回、また新しいチョコボールを発見しました。

森永チョコボールチロルチョコ味
またですか。
懲りずに、またもや、チョコレート味のチョコレート菓子。
そのうち、森永チョコボール味森永チョコボール、というのも出るだろうなー。
食べてみると、普通においしかったけど、これってチロルチョコ味だろうか。普通にチョコボールキャラメル味ではないのかな。あ、エンゼルはいませんでした。
チロルチョコは、けっこう食べたことあるのですが、昔だから忘れているなあ。10円だった頃。
それにチロルチョコも、最近では値段が高くなった分、色々な味のバリエーションがあるらしく、どの味がオリジナルなのか。味って、よほどな物でない限りなかなか思い出せません。
チロルチョコというと、バレンタインデーで、義理チョコを贈らなくちゃいけないけどお金をかけたくない時に重宝する貴重なチョコとしても有名です。
もらった人もいるんじゃないでしょうか。
あるいは、そのチロルチョコすら貰えなかった人とかもいるんじゃないでしょうか。
そんなこんなで、年末年始が過ぎて次のビッグイベントはバレンタインデーだよね、ということを思い出させるための記事でした。
キーワード:エンゼル
森永チョコボールチロルチョコ味
またですか。
懲りずに、またもや、チョコレート味のチョコレート菓子。
そのうち、森永チョコボール味森永チョコボール、というのも出るだろうなー。
食べてみると、普通においしかったけど、これってチロルチョコ味だろうか。普通にチョコボールキャラメル味ではないのかな。あ、エンゼルはいませんでした。
チロルチョコは、けっこう食べたことあるのですが、昔だから忘れているなあ。10円だった頃。
それにチロルチョコも、最近では値段が高くなった分、色々な味のバリエーションがあるらしく、どの味がオリジナルなのか。味って、よほどな物でない限りなかなか思い出せません。
チロルチョコというと、バレンタインデーで、義理チョコを贈らなくちゃいけないけどお金をかけたくない時に重宝する貴重なチョコとしても有名です。
もらった人もいるんじゃないでしょうか。
あるいは、そのチロルチョコすら貰えなかった人とかもいるんじゃないでしょうか。
そんなこんなで、年末年始が過ぎて次のビッグイベントはバレンタインデーだよね、ということを思い出させるための記事でした。
キーワード:エンゼル
プチ贅沢!925(スターリングシルバー)製☆裏面や翼部分まで細かな細工が施されています!聖母... |
2012年01月22日
今年もセンター試験国語やってみた。漢文もあるよ
2012年の大学入試センター試験は、問題配布ミスなどがあって史上最大の混乱ぶりだったそうです。
で、再試験でも更に混乱が起きて、「大学入試センター」で再試験を受けた人もいるとか。本丸で試験を受けた、というのは史上初のネタだそうで。
そういう前置きはいいとして、例年通り、ワナビとしてセンター試験の現代国語に挑戦してみました。
ルールはいつも通り。
時間制限は無し。時間制限というのは受験生を篩い落とすためにあるものですが、じゃあ時間制限が無かったら誰でも満点取れるのか、というと、そうではありません。ということで、時間制限が無い状態でどこまでできるのかを試します。
なお、今年からは漢文もやってみます。ただし、今までの結果と比較するために、現代国語とは分けて採点します。
そして、やってみました。ドキドキの結果発表です。
ちなみに過去の戦績も同時に振り返っておきます。
センター試験 現代国語(100点満点)
2009 84点
2010 96点
2011 83点
2012 80点
……あれ?
今年は80点ですよ?
今までで一番低いんですが……
ちなみに小説問題は井伏鱒二の『たま虫を見る』でした。部分ではなく、短編の全文ということになります。
以下、内訳の反省。
評論問題は、1つ間違えました。2点減点。
まさかの漢字です。折衝のショウが衝突の衝だった。言われてみればそうだった。
小説は3つ間違い。
1つは通俗的の意味。紛らわしい選択肢に引っかかっちゃった。
あと2つは、主人公の心情描写問題です。
センター試験レベルで主人公の心情を的確に読み取れなかったら、自分、ワナビとして終わっているんじゃなかろうか……
かなりショックです。
年々点数下がってきているのは、年齢による力の衰えとかかなあ。
来年は、今回よりはいい点数が取れると思いたいです。
次に漢文。
蘇東坡のエピソードを描いた、ぶっちゃけていえばダジャレオチもの。
過去の戦績が無いのでいきなり点数発表。
50点満点中、50点でした。
つまり満点です。
これは、紛らわしい選択肢でかなり悩んだりもしたけど、たまたま正しい方へ行けたようです。ただし、時間はけっこう費やしました。
ということで。
漢文の満点よりも、現代文の駄目っぷりがショック大きかったです。
来年は頑張ります。まだ1月なのに、もう来年の話。
あ、その前に北海道公立高校の入試問題チャレンジもありますか。
キーワード:蘇東坡
で、再試験でも更に混乱が起きて、「大学入試センター」で再試験を受けた人もいるとか。本丸で試験を受けた、というのは史上初のネタだそうで。
そういう前置きはいいとして、例年通り、ワナビとしてセンター試験の現代国語に挑戦してみました。
ルールはいつも通り。
時間制限は無し。時間制限というのは受験生を篩い落とすためにあるものですが、じゃあ時間制限が無かったら誰でも満点取れるのか、というと、そうではありません。ということで、時間制限が無い状態でどこまでできるのかを試します。
なお、今年からは漢文もやってみます。ただし、今までの結果と比較するために、現代国語とは分けて採点します。
そして、やってみました。ドキドキの結果発表です。
ちなみに過去の戦績も同時に振り返っておきます。
センター試験 現代国語(100点満点)
2009 84点
2010 96点
2011 83点
2012 80点
……あれ?
今年は80点ですよ?
今までで一番低いんですが……
ちなみに小説問題は井伏鱒二の『たま虫を見る』でした。部分ではなく、短編の全文ということになります。
以下、内訳の反省。
評論問題は、1つ間違えました。2点減点。
まさかの漢字です。折衝のショウが衝突の衝だった。言われてみればそうだった。
小説は3つ間違い。
1つは通俗的の意味。紛らわしい選択肢に引っかかっちゃった。
あと2つは、主人公の心情描写問題です。
センター試験レベルで主人公の心情を的確に読み取れなかったら、自分、ワナビとして終わっているんじゃなかろうか……
かなりショックです。
年々点数下がってきているのは、年齢による力の衰えとかかなあ。
来年は、今回よりはいい点数が取れると思いたいです。
次に漢文。
蘇東坡のエピソードを描いた、ぶっちゃけていえばダジャレオチもの。
過去の戦績が無いのでいきなり点数発表。
50点満点中、50点でした。
つまり満点です。
これは、紛らわしい選択肢でかなり悩んだりもしたけど、たまたま正しい方へ行けたようです。ただし、時間はけっこう費やしました。
ということで。
漢文の満点よりも、現代文の駄目っぷりがショック大きかったです。
来年は頑張ります。まだ1月なのに、もう来年の話。
あ、その前に北海道公立高校の入試問題チャレンジもありますか。
キーワード:蘇東坡
長崎の角煮、とろとろ ほろり長崎 料亭旅館 坂本屋東坡煮しぐれ詰合せ(東坡煮10・しぐれ2)【... |
2012年01月15日
ネームバリュー
某所ではGWと夏と冬に匿名企画が行われます。作者名を伏せることによって、作者を当てる楽しみと、作者名による先入観を防いで正直な感想を書くため、です。
確かに、作者名だけで高得点いれたりマイナス点入れたり、というのが通常投稿室の常識ですから。
作品というのは、基本的にはネームバリューではなく、純粋にその作品の善し悪しで評価されるべきものです。
たとえ漱石や鴎外の作品であっても、イマイチな作品だったら、平成のヘボワナビにも駄作と評されてしかるべきなのです。
どこがどういうふうに駄作なのかをきちんと指摘できる何様ヘボワナビが何人いるかは疑問ですけど。
さて、その一方で。
作者のネームバリューがあるからこそ許される作品、というのが厳然と存在するものです。
分かりやすい例でいえば、松尾芭蕉でしょうか。
松島や ああ松島や 松島や
この作品については、最近の研究では芭蕉ではなく江戸後期の狂言師田原坊の作ではないかと言われているようですが、ここは、学術的に誰の作品であるかを論じる場ではないので、とりあえず「昔は芭蕉の作と思われていた」、という事実を重要視して行きます。
松尾芭蕉というのは、誰でも知っているでしょう。廃人です。
いやいや、俳人です。廃人は某や→めるんみたいにネトゲにハマった人のことですから。
日本史上最高の俳諧師と言ってもいいはず。日本人なら誰でも俳句といったら、まず松尾芭蕉が思いつきます。
ですから、有名で素晴らしい俳句をいくつも残しています。
五七五というたった十七文字の中で、無限の広がりのある世界を描き出しているわけです。
すごい表現力だと思うのです。
その、人並み外れた優秀な表現力を持つ芭蕉でさえ、松島の絶景の前には言葉を失い、「ああ!松島や!」と感歎するしかなかった、というのが「松島や ああ松島や 松島や」の句です。昔の人は、かの芭蕉でさえ絶句した、それくらい松島は素晴らしいのだ!と、そう解釈したわけです。
だから、松島の句は芭蕉の名俳句の一つとして有名になった、ということです。
これが例えば、私が、
東京や ああ東京や 東京や
という俳句モドキを詠んだとして、これが名俳句として後世に残って語り継がれるでしょうか?
そんなことあるはずない。
芭蕉というネームバリューのある人の場合、「芭蕉ほどの表現力のある人でも絶句しちゃったんだから、松島って素晴らしいのね」となるわけですが、ネームバリューの無い私の場合、単に、「それはあんたの表現力不足でしょ」と言われて終わりです。
今の世の小説にしても、商業出版の場合は原則的には匿名で出すことはありません。なんか、魔太郎とかあったみたいですけど、あれは例外で。
ですから、必ず実績のあるプロ作家としてのネームバリューが付いて回る。
あるいは新人であっても、「○○賞受賞!選考委員××氏激賞!」という看板があるから、何か特殊なことをやっても許されるのです。
結論としては、作品の評価は、あくまでも作者のネームバリューではなく、質です。
ただし、状況によってはネームバリューが意味を持つこともあるので、そこはケースバイケースで、といったところでしょうか。
キーワード:俳諧
確かに、作者名だけで高得点いれたりマイナス点入れたり、というのが通常投稿室の常識ですから。
作品というのは、基本的にはネームバリューではなく、純粋にその作品の善し悪しで評価されるべきものです。
たとえ漱石や鴎外の作品であっても、イマイチな作品だったら、平成のヘボワナビにも駄作と評されてしかるべきなのです。
どこがどういうふうに駄作なのかをきちんと指摘できる何様ヘボワナビが何人いるかは疑問ですけど。
さて、その一方で。
作者のネームバリューがあるからこそ許される作品、というのが厳然と存在するものです。
分かりやすい例でいえば、松尾芭蕉でしょうか。
松島や ああ松島や 松島や
この作品については、最近の研究では芭蕉ではなく江戸後期の狂言師田原坊の作ではないかと言われているようですが、ここは、学術的に誰の作品であるかを論じる場ではないので、とりあえず「昔は芭蕉の作と思われていた」、という事実を重要視して行きます。
松尾芭蕉というのは、誰でも知っているでしょう。廃人です。
いやいや、俳人です。廃人は某や→めるんみたいにネトゲにハマった人のことですから。
日本史上最高の俳諧師と言ってもいいはず。日本人なら誰でも俳句といったら、まず松尾芭蕉が思いつきます。
ですから、有名で素晴らしい俳句をいくつも残しています。
五七五というたった十七文字の中で、無限の広がりのある世界を描き出しているわけです。
すごい表現力だと思うのです。
その、人並み外れた優秀な表現力を持つ芭蕉でさえ、松島の絶景の前には言葉を失い、「ああ!松島や!」と感歎するしかなかった、というのが「松島や ああ松島や 松島や」の句です。昔の人は、かの芭蕉でさえ絶句した、それくらい松島は素晴らしいのだ!と、そう解釈したわけです。
だから、松島の句は芭蕉の名俳句の一つとして有名になった、ということです。
これが例えば、私が、
東京や ああ東京や 東京や
という俳句モドキを詠んだとして、これが名俳句として後世に残って語り継がれるでしょうか?
そんなことあるはずない。
芭蕉というネームバリューのある人の場合、「芭蕉ほどの表現力のある人でも絶句しちゃったんだから、松島って素晴らしいのね」となるわけですが、ネームバリューの無い私の場合、単に、「それはあんたの表現力不足でしょ」と言われて終わりです。
今の世の小説にしても、商業出版の場合は原則的には匿名で出すことはありません。なんか、魔太郎とかあったみたいですけど、あれは例外で。
ですから、必ず実績のあるプロ作家としてのネームバリューが付いて回る。
あるいは新人であっても、「○○賞受賞!選考委員××氏激賞!」という看板があるから、何か特殊なことをやっても許されるのです。
結論としては、作品の評価は、あくまでも作者のネームバリューではなく、質です。
ただし、状況によってはネームバリューが意味を持つこともあるので、そこはケースバイケースで、といったところでしょうか。
キーワード:俳諧
掛け軸・日本画壇に名を連ねる『巨匠』の作品を美麗に複製掛け軸 酒井抱一 『飛雪白鷺図』 ... |
2012年01月08日
各レーベル新人賞の応募総数と選考通過数まとめ2
前回、2010年11月28日にこのような記事を書いたところ、ほとんどアクセスの無いこのブログの中にあって、このページはアクセスが多いのですよ。
需要があるんだろう、ということっス。
なので、この記事を書いている時点の最新版を書いてみます。
前回のデータと比較して変動があるかどうかを見るのもいいでしょう。
また、新レーベル立ち上げや、選考方式が大幅に変わったところもありますので、最新版を書く意味は充分にあるかな、と。
ただし、あくまでも元はと言えば自分用の覚え書きですから。データやコメントなどは鵜呑みにせず、参考程度にしておいていただきたいです。正確さについては保証できません。
↓ちなみに前回の記事はコレ↓
http://1brainstorming.seesaa.net/article/170928061.html
・電撃
第18回電撃大賞
応募総数5,293作品 (長編:3,443作品、短編:1,850作品)
.一次通過519作品。9.8%
最終選考進出10作品。
受賞。各賞8作品。0.15%
やはり応募数がハンパない。増加傾向はどこまで続くのか。評価シートをもらえる一次通過率は10%ということでいいでしょう。
噂では、下読みの人はタイトルも作者名もプロフィールも外された、純粋な内容だけを読まされる、というのを聞きました。部外者の私にはそれを証明する方法はありませんが。
拾い上げデビューもチャンスはあるけど、大部分は三巻で打ち切りの傾向が強いようです。
短編を応募できる唯一の賞ですが、第18回電撃文庫MAGAZINE賞受賞作の『明日から俺らがやってきた』って、たぶん短編のはず。
・MF
第8回MF文庫Jライトノベル新人賞 第一次予備審査
応募数446作品。
一次通過78作品。17%
三次選考通過(実質最終選考進出)9作品。
佳作(以上)受賞5作品。1.1%
MFは年4回募集で、その回ごとに当然バラツキがあるのですが、今回は特に最終選考進出と受賞作が突出して多かったので、パーセント数をアテにしない方がいいです。
ちなみに第7回の年間トータルでは応募総数1710作品中、佳作以上受賞5作品。0.3%です。こちらが本来の数字でしょう。ですが、本当に良い作品ならば応募数とか通過率とか関係ナシに受賞できることを証明しているとも思います。
一次落ちでも評価シートはもらえる。年間いつでも応募できる、というのが魅力。
喰、とか、正捕手の篠原さん、みたいな異色の作品も受賞しているので、萌え一辺倒と断じてしまうのはもったいないのですが、でもやっぱ萌え重視作品が強いのも事実。
・富士見
第23回ファンタジア大賞(最後の年1回募集)
応募総数1091作品
一次通過。171作品。16%
受賞5作品。0.5%
これは第23回のデータです。富士見に興味のある方は当然ご存知だと思いますが、第24回から大幅に変更になっています。
完全にウェブ応募。
前期後期に分かれて、それぞれ最終選考委員が違う。ちなみに第24回前期は、一次通過作まで発表されていて、応募数1113作品に対して一次通過150作品。13%となっています。
ラノベ文芸部門というのが新設されている。これは電撃におけるメディアワークス文庫賞、みたいな感じと捉えて良いでしょう。
評価シートは一次通過以上。メールでの返送。
・スニーカー
第16回スニーカー大賞(最後の年1回募集)
応募総数作品。1080作品。
一次通過61作品。5.6%
最終選考進出5作品。
受賞4作品。0.4%
スニーカーも、第17回から募集形式が変わって、年二回になっています。
ちなみに第17回春は、応募総数作品不明。一次通過27作品。最終選考進出2作品、となっています。一次通過率や受賞率が第15回と比較してもブレていない狭き門なので、第17回も同じ傾向は続くと見て良いでしょう。
評価シートは一次通過以上のようです。
・ガガガ
第5回小学館ライトノベル大賞ガガガ部門
応募総数833作品。
一次通過105作品。13%
受賞5作品。0.6%
通過率のブレは無いです。評価シートは一次通過以上。
毎回、ゲスト審査員というのがいて、その人が気に入った作品を審査員特別賞として出しています。
大賞受賞作は当然応募作でのデビュー確約ですが、ガガガ賞、優秀賞はデビュー確約であって、『応募作での』デビュー確約ではない。でも一番グレードが低く賞金の安い審査員特別賞は、応募作でのデビュー確約です。
つまり、審査員特別賞は、作品が受賞するのであって、ガガガ賞と優秀賞は作者の将来性が受賞しているのかな、と。
このレーベルは、シリーズ終了が、変に引き延ばしたりせず、潔くきれいに終わっているということで評価が高い模様です。
・SD
第10回スーパーダッシュ小説新人賞
応募総数977作品。
一次通過203作品。20%
最終選考進出6作品。
受賞4作品。0.4%
希望者全員に評価シートバック。
この回の大賞受賞作の『覇道鋼鉄テッカイオー』なんかは、本がちょっと分厚い。つまり、上限が700枚と高いこのレーベルには、枚数多い作品がかなり応募されている模様です。
某所に掲載されていて某アクアさんが高く評価していた作品も、現在第11回の選考で一次通過しています。700枚近い大作だったので、他のレーベルでは全く芽がありません。ぜひSDで受賞してほしいです。
ただ、編集方針については、色々迷走も見られるようです。
・GA
第4回GA文庫大賞(前期)
応募数385作品。
一次通過124作品。32%
最終選考進出12作品。
受賞(奨励賞+期待賞)3+1作品。1%
ここは、出すには良いレーベルではないかと。
後発レーベルの割にはシェアをそれなりに獲得している。
相変わらずニャル子さん以外はヒット作がこれといって無いけど、逆にいえば一発ヒット作でレーベルの流れを新しく作ることもできる。
前期後期なので実質年中応募できる。しかも締め切りが5月末と11月末で、忙しい時期を微妙にズラしてある。
応募数も少なめ。それでいて一次通過率や最終選考進出数などを見ると、上位まで残れる率がよそのレーベルより高いと思われる。電撃なんて5000作品の中で最終に残れるのは10作品ですから。
希望者全員に評価シート。内容もていねいだという噂を聞きます。
編集者がツイッターで、応募作のことについてざっと呟いている。応募者本人なら、自分の作品のことだと分かるはず。つまり、下読みではなく直接編集者が一次から読んでいる。
・このラノ
第2回『このライトノベルがすごい!』大賞
応募総数613作品。
一次通過90作品。15%
最終選考進出5作品。
受賞5作品。0.8%
第二回の受賞作も2作読んだのですが、第一回ほど極端ではないにせよ、設定重視傾向はあまり変わらないようです。
ちなみにここは、最終選考に進出したら後はメダルの色を決めるだけみたいなデビュー確約なので、実質的には三次選考を通過する5作品に入れるかどうかがデビューできるかどうかの分かれ目です。23作品の中から5作品が生き残っています。
ただまあ、色々問題もありそうなので、詳細はヤフーでググってください。
・ファミ通
第13回えんため大賞
応募総数701作品。
一次通過208作品。30%
最終選考進出6作品。
受賞4作品。0.6%
あれ?東放学園特別賞が無いような……
規定をよくみると、『ウェブ公開した作品は発表済みとみなす』とあるので、応募できません。
評価シートは一次通過以上。
一次通過率の異様な高さがウリだった割には第13回は30%ですか。これならGAと変わらないですね。
あと、大賞はめったに出ないようです。
これを見ると、あまり魅力を感じないかな、とも思います。
ちなみに、えんため大賞全体でいうと、コミック部門とかガールズノベルズ部門とかガールズコミック部門とかあるので、少年系ラノベ以外の表現方法を持っている方は、そちらの可能性を追求するのもありかと思います。
・HJ
第5回ノベルジャパン大賞
応募総数437作品
一次通過53作品。12%
最終選考進出16作品。
受賞6作品。1.4%
第5回まではNJ文庫大賞でしたが、第6回からは、HJ文庫大賞に名前が変わっています。
第5回ではなんといっても『僕の妹は漢字が読める』を受賞させたのが大英断だったように思います。
それと、受賞作に編集部の意向で余計なヒキを付け足すのはやめてほしかった。
ちなみに第6回は応募総数499作品、一次通過63作品。13%なので、応募数は年々微増傾向ではあるけど、通過率はブレは無さそうです。
ここはまだ、レーベル全体として看板作品が出ていない印象です。しいていえば『いちばんうしろの大魔王』か『百花繚乱』あたりでしょうか。『僕の妹は漢字が読める』も問題作ではあるけど、看板作品になれるかどうかは微妙っぽいですし。
応募数は増えて行っているから、編集部がきちんと指導すれば、今後伸びそうなレーベルではあると思います。
記事が長いですね。お茶でもどうぞ。つ旦〜
・一迅社
第2回一迅社文庫大賞
応募総数不明。
一次通過不明。
受賞作、なし。
第一回では受賞者も2名ほど出てデビューしたけど、余所に比べたら新人賞の体裁が恐ろしく低いです。新人を発掘する気があるのかどうか。
基本的にここは、他のレーベルでデビューした作者にとって確保された移籍先、という保険的な存在と割り切るべきでしょうか。
・講談社ラノベ文庫
第1回講談社ラノベ文庫新人賞
応募総数1109作品。
一次通過96作品。9%
最終選考進出5作品。
受賞5作品。
最終選考進出作品が全てメダルの色決め受賞しているので、実質的には30作品が三次選考で篩い落とされて5作品になったのがデビューの分かれ目のようです。
講談社ラノベ文庫は創刊されたばかりで、まだレーベルカラーも分からないです。
この、講談社ラノベ文庫新人賞、以外にも、講談社ラノベチャレンジカップ、というちょっと条件が違う公募も新設されたので、ある意味年二回募集のようなものでしょうか。
・Cノベルス
第7回C★NOVELS大賞
応募総数223作品。
一次通過60作品。27%
最終選考進出8作品。
受賞2作品。0.9%
いちおうこのレーベルも載せておきます。けっこう歴史はあるし、新書サイズなのでシェアが別枠。
少年系ラノベでは衰退してしまった骨太の異世界ファンタジー作品が生き残るレーベル、という感じがします。少年系よりはちょっと対象年齢高めかな。
応募数は少ないけど、カテゴリ縛りは厳しそうなので、普通に競争は厳しいと思います。
・星海社フィクションズ
第3回星海社FICTIONS新人賞
応募総数116作品。
一次通過(座談会進出)27作品。23%
受賞1作品。0.9%
ここは、かなり特徴のあるレーベルであり選考方法なので、詳しくは公式ホームページでご確認お願いします。
基本的に、ダメな作品が何故一次落ちしているのか、って、部外者には分からないものなのですが、ここでは駄目な作品はタイトル名と、ダメな理由が一行でコメントされてぶったぎられます。
有望な作品、というよりも有望な作者に大抵は、近場の人は編集部に呼ぶ、遠い人は編集者が会いに行くというふうにしているようです。
その他
・スマッシュ文庫
新人賞ではなく、随時持ち込みという形。『彼女を言い負かすのはたぶん無理』は、持ち込みでデビューした作品のようです。
・桜ノ杜ぶんこ
一二三書房の新レーベルらしいです。ブランド名は桜ノ杜ぶっくす。
文庫を漢字で書かずにひらがなでぶんこにしたのは何故か斬新です。
さて、定着できるのかどうか。新人賞などを行うのかどうかもこれからです。
・創芸社クリア文庫
第1回創芸社クリア文庫新人賞
現在募集中です。長編小説と、イラストも募集しているみたいです。
締め切りは2012年3月31日(当日消印有効)
そもそもレーベルの創刊自体が2012年1月16日なので、レーベルカラーも何も分からない状態です。
編集部ブログとかツイッターとかもあるようなので、応募を考えている方は情報収集してみるのもよいかも。
・KCG文庫
ただでさえラノベ業界は角川一強なのに、この上更にどうするのという感じの新レーベル。ただしレーベルカラーがあって、ヘタレ主人公が何もしなくても何故かモテまくるハーレム、みたいのはダメなようです。熱血というか、主人公が主体的に活躍することが求められるらしいです。
原稿を持ち込んだ勇者がいて、編集部からそれなりにアドバイスをもらったようです。
ケータイサイトと連携して、何らかの形で新人賞を出してくると思われるので、このレーベルに興味のある人はそちらには常にアンテナを張っておいたほうがいいと思います。
・フェザー文庫
こちらのレーベル、作者やイラストレーターといきなりトラブっていて、非常に危険です。
詳しくはググってください。
ただ、問題を起こしていたらしい「プロデューサー」という人が退任したみたいなので、今後については様子見した方がいいんじゃないでしょうか。
キーワード:カステラ
需要があるんだろう、ということっス。
なので、この記事を書いている時点の最新版を書いてみます。
前回のデータと比較して変動があるかどうかを見るのもいいでしょう。
また、新レーベル立ち上げや、選考方式が大幅に変わったところもありますので、最新版を書く意味は充分にあるかな、と。
ただし、あくまでも元はと言えば自分用の覚え書きですから。データやコメントなどは鵜呑みにせず、参考程度にしておいていただきたいです。正確さについては保証できません。
↓ちなみに前回の記事はコレ↓
http://1brainstorming.seesaa.net/article/170928061.html
・電撃
第18回電撃大賞
応募総数5,293作品 (長編:3,443作品、短編:1,850作品)
.一次通過519作品。9.8%
最終選考進出10作品。
受賞。各賞8作品。0.15%
やはり応募数がハンパない。増加傾向はどこまで続くのか。評価シートをもらえる一次通過率は10%ということでいいでしょう。
噂では、下読みの人はタイトルも作者名もプロフィールも外された、純粋な内容だけを読まされる、というのを聞きました。部外者の私にはそれを証明する方法はありませんが。
拾い上げデビューもチャンスはあるけど、大部分は三巻で打ち切りの傾向が強いようです。
短編を応募できる唯一の賞ですが、第18回電撃文庫MAGAZINE賞受賞作の『明日から俺らがやってきた』って、たぶん短編のはず。
・MF
第8回MF文庫Jライトノベル新人賞 第一次予備審査
応募数446作品。
一次通過78作品。17%
三次選考通過(実質最終選考進出)9作品。
佳作(以上)受賞5作品。1.1%
MFは年4回募集で、その回ごとに当然バラツキがあるのですが、今回は特に最終選考進出と受賞作が突出して多かったので、パーセント数をアテにしない方がいいです。
ちなみに第7回の年間トータルでは応募総数1710作品中、佳作以上受賞5作品。0.3%です。こちらが本来の数字でしょう。ですが、本当に良い作品ならば応募数とか通過率とか関係ナシに受賞できることを証明しているとも思います。
一次落ちでも評価シートはもらえる。年間いつでも応募できる、というのが魅力。
喰、とか、正捕手の篠原さん、みたいな異色の作品も受賞しているので、萌え一辺倒と断じてしまうのはもったいないのですが、でもやっぱ萌え重視作品が強いのも事実。
・富士見
第23回ファンタジア大賞(最後の年1回募集)
応募総数1091作品
一次通過。171作品。16%
受賞5作品。0.5%
これは第23回のデータです。富士見に興味のある方は当然ご存知だと思いますが、第24回から大幅に変更になっています。
完全にウェブ応募。
前期後期に分かれて、それぞれ最終選考委員が違う。ちなみに第24回前期は、一次通過作まで発表されていて、応募数1113作品に対して一次通過150作品。13%となっています。
ラノベ文芸部門というのが新設されている。これは電撃におけるメディアワークス文庫賞、みたいな感じと捉えて良いでしょう。
評価シートは一次通過以上。メールでの返送。
・スニーカー
第16回スニーカー大賞(最後の年1回募集)
応募総数作品。1080作品。
一次通過61作品。5.6%
最終選考進出5作品。
受賞4作品。0.4%
スニーカーも、第17回から募集形式が変わって、年二回になっています。
ちなみに第17回春は、応募総数作品不明。一次通過27作品。最終選考進出2作品、となっています。一次通過率や受賞率が第15回と比較してもブレていない狭き門なので、第17回も同じ傾向は続くと見て良いでしょう。
評価シートは一次通過以上のようです。
・ガガガ
第5回小学館ライトノベル大賞ガガガ部門
応募総数833作品。
一次通過105作品。13%
受賞5作品。0.6%
通過率のブレは無いです。評価シートは一次通過以上。
毎回、ゲスト審査員というのがいて、その人が気に入った作品を審査員特別賞として出しています。
大賞受賞作は当然応募作でのデビュー確約ですが、ガガガ賞、優秀賞はデビュー確約であって、『応募作での』デビュー確約ではない。でも一番グレードが低く賞金の安い審査員特別賞は、応募作でのデビュー確約です。
つまり、審査員特別賞は、作品が受賞するのであって、ガガガ賞と優秀賞は作者の将来性が受賞しているのかな、と。
このレーベルは、シリーズ終了が、変に引き延ばしたりせず、潔くきれいに終わっているということで評価が高い模様です。
・SD
第10回スーパーダッシュ小説新人賞
応募総数977作品。
一次通過203作品。20%
最終選考進出6作品。
受賞4作品。0.4%
希望者全員に評価シートバック。
この回の大賞受賞作の『覇道鋼鉄テッカイオー』なんかは、本がちょっと分厚い。つまり、上限が700枚と高いこのレーベルには、枚数多い作品がかなり応募されている模様です。
某所に掲載されていて某アクアさんが高く評価していた作品も、現在第11回の選考で一次通過しています。700枚近い大作だったので、他のレーベルでは全く芽がありません。ぜひSDで受賞してほしいです。
ただ、編集方針については、色々迷走も見られるようです。
・GA
第4回GA文庫大賞(前期)
応募数385作品。
一次通過124作品。32%
最終選考進出12作品。
受賞(奨励賞+期待賞)3+1作品。1%
ここは、出すには良いレーベルではないかと。
後発レーベルの割にはシェアをそれなりに獲得している。
相変わらずニャル子さん以外はヒット作がこれといって無いけど、逆にいえば一発ヒット作でレーベルの流れを新しく作ることもできる。
前期後期なので実質年中応募できる。しかも締め切りが5月末と11月末で、忙しい時期を微妙にズラしてある。
応募数も少なめ。それでいて一次通過率や最終選考進出数などを見ると、上位まで残れる率がよそのレーベルより高いと思われる。電撃なんて5000作品の中で最終に残れるのは10作品ですから。
希望者全員に評価シート。内容もていねいだという噂を聞きます。
編集者がツイッターで、応募作のことについてざっと呟いている。応募者本人なら、自分の作品のことだと分かるはず。つまり、下読みではなく直接編集者が一次から読んでいる。
・このラノ
第2回『このライトノベルがすごい!』大賞
応募総数613作品。
一次通過90作品。15%
最終選考進出5作品。
受賞5作品。0.8%
第二回の受賞作も2作読んだのですが、第一回ほど極端ではないにせよ、設定重視傾向はあまり変わらないようです。
ちなみにここは、最終選考に進出したら後はメダルの色を決めるだけみたいなデビュー確約なので、実質的には三次選考を通過する5作品に入れるかどうかがデビューできるかどうかの分かれ目です。23作品の中から5作品が生き残っています。
ただまあ、色々問題もありそうなので、詳細はヤフーでググってください。
・ファミ通
第13回えんため大賞
応募総数701作品。
一次通過208作品。30%
最終選考進出6作品。
受賞4作品。0.6%
あれ?東放学園特別賞が無いような……
規定をよくみると、『ウェブ公開した作品は発表済みとみなす』とあるので、応募できません。
評価シートは一次通過以上。
一次通過率の異様な高さがウリだった割には第13回は30%ですか。これならGAと変わらないですね。
あと、大賞はめったに出ないようです。
これを見ると、あまり魅力を感じないかな、とも思います。
ちなみに、えんため大賞全体でいうと、コミック部門とかガールズノベルズ部門とかガールズコミック部門とかあるので、少年系ラノベ以外の表現方法を持っている方は、そちらの可能性を追求するのもありかと思います。
・HJ
第5回ノベルジャパン大賞
応募総数437作品
一次通過53作品。12%
最終選考進出16作品。
受賞6作品。1.4%
第5回まではNJ文庫大賞でしたが、第6回からは、HJ文庫大賞に名前が変わっています。
第5回ではなんといっても『僕の妹は漢字が読める』を受賞させたのが大英断だったように思います。
それと、受賞作に編集部の意向で余計なヒキを付け足すのはやめてほしかった。
ちなみに第6回は応募総数499作品、一次通過63作品。13%なので、応募数は年々微増傾向ではあるけど、通過率はブレは無さそうです。
ここはまだ、レーベル全体として看板作品が出ていない印象です。しいていえば『いちばんうしろの大魔王』か『百花繚乱』あたりでしょうか。『僕の妹は漢字が読める』も問題作ではあるけど、看板作品になれるかどうかは微妙っぽいですし。
応募数は増えて行っているから、編集部がきちんと指導すれば、今後伸びそうなレーベルではあると思います。
記事が長いですね。お茶でもどうぞ。つ旦〜
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・一迅社
第2回一迅社文庫大賞
応募総数不明。
一次通過不明。
受賞作、なし。
第一回では受賞者も2名ほど出てデビューしたけど、余所に比べたら新人賞の体裁が恐ろしく低いです。新人を発掘する気があるのかどうか。
基本的にここは、他のレーベルでデビューした作者にとって確保された移籍先、という保険的な存在と割り切るべきでしょうか。
・講談社ラノベ文庫
第1回講談社ラノベ文庫新人賞
応募総数1109作品。
一次通過96作品。9%
最終選考進出5作品。
受賞5作品。
最終選考進出作品が全てメダルの色決め受賞しているので、実質的には30作品が三次選考で篩い落とされて5作品になったのがデビューの分かれ目のようです。
講談社ラノベ文庫は創刊されたばかりで、まだレーベルカラーも分からないです。
この、講談社ラノベ文庫新人賞、以外にも、講談社ラノベチャレンジカップ、というちょっと条件が違う公募も新設されたので、ある意味年二回募集のようなものでしょうか。
・Cノベルス
第7回C★NOVELS大賞
応募総数223作品。
一次通過60作品。27%
最終選考進出8作品。
受賞2作品。0.9%
いちおうこのレーベルも載せておきます。けっこう歴史はあるし、新書サイズなのでシェアが別枠。
少年系ラノベでは衰退してしまった骨太の異世界ファンタジー作品が生き残るレーベル、という感じがします。少年系よりはちょっと対象年齢高めかな。
応募数は少ないけど、カテゴリ縛りは厳しそうなので、普通に競争は厳しいと思います。
・星海社フィクションズ
第3回星海社FICTIONS新人賞
応募総数116作品。
一次通過(座談会進出)27作品。23%
受賞1作品。0.9%
ここは、かなり特徴のあるレーベルであり選考方法なので、詳しくは公式ホームページでご確認お願いします。
基本的に、ダメな作品が何故一次落ちしているのか、って、部外者には分からないものなのですが、ここでは駄目な作品はタイトル名と、ダメな理由が一行でコメントされてぶったぎられます。
有望な作品、というよりも有望な作者に大抵は、近場の人は編集部に呼ぶ、遠い人は編集者が会いに行くというふうにしているようです。
その他
・スマッシュ文庫
新人賞ではなく、随時持ち込みという形。『彼女を言い負かすのはたぶん無理』は、持ち込みでデビューした作品のようです。
・桜ノ杜ぶんこ
一二三書房の新レーベルらしいです。ブランド名は桜ノ杜ぶっくす。
文庫を漢字で書かずにひらがなでぶんこにしたのは何故か斬新です。
さて、定着できるのかどうか。新人賞などを行うのかどうかもこれからです。
・創芸社クリア文庫
第1回創芸社クリア文庫新人賞
現在募集中です。長編小説と、イラストも募集しているみたいです。
締め切りは2012年3月31日(当日消印有効)
そもそもレーベルの創刊自体が2012年1月16日なので、レーベルカラーも何も分からない状態です。
編集部ブログとかツイッターとかもあるようなので、応募を考えている方は情報収集してみるのもよいかも。
・KCG文庫
ただでさえラノベ業界は角川一強なのに、この上更にどうするのという感じの新レーベル。ただしレーベルカラーがあって、ヘタレ主人公が何もしなくても何故かモテまくるハーレム、みたいのはダメなようです。熱血というか、主人公が主体的に活躍することが求められるらしいです。
原稿を持ち込んだ勇者がいて、編集部からそれなりにアドバイスをもらったようです。
ケータイサイトと連携して、何らかの形で新人賞を出してくると思われるので、このレーベルに興味のある人はそちらには常にアンテナを張っておいたほうがいいと思います。
・フェザー文庫
こちらのレーベル、作者やイラストレーターといきなりトラブっていて、非常に危険です。
詳しくはググってください。
ただ、問題を起こしていたらしい「プロデューサー」という人が退任したみたいなので、今後については様子見した方がいいんじゃないでしょうか。
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2012年01月07日
『吟遊詩人に贈る歌』感想
某所出身作家の、受賞後第一作が発表されたので、読んでみました。

『吟遊詩人に贈る歌』佐々之青々集英社スーパーダッシュ文庫。amazon.co.jp
ええと。
新刊『吟遊詩人に贈る歌』の話に移る前に、全作『ライトノベルの神さま』の続編について思うところを。
『ライトノベルの神さま』そのものの評価については、当然賛否両論あるでしょう。が、続編を書いてもいいよ、という程度には売れたようです。
スーパーダッシュ文庫のホームページの今後の予定欄に、ライトノベルの神さま2、という名前がかなり以前からありました。
しかし、そこから具体的な発売情報がいつまで経っても出ませんでした。なぜ出ないのか。
正直、私はこれを見ていて非常にもどかしかったです。
私見を言わせてもらうと、これは完全に戦略ミス。続編は早々にあきらめて、新作を出す方向に早く転進すべきだったと思います。新人作家にとっては、第二作が受賞作の続編であっても完全な新作であっても、フレッシュなうちに出して読者をつなぎ止めておきたいところ。特にライトノベルの場合は、スピードが大事ですね。しかし今回は戦略ミスのせいで、デビュー作が出た後、第二作が出るまで、一年以上の時間を浪費してしまいました。
ではなぜ私は、続編は諦めて新作を書くべきだと思ったのか。
いやもう単純に、続編は無理だと分かり切っていたからです。
だってそうでしょう。単純なラブコメ作品で、主人公とメインヒロインがくっついちゃったら、後は何をするというのでしょうか。
たとえばの話、灼眼のシャナ、の一巻で主人公悠二とシャナがくっついていたら、続編は可能かどうか。これは可能だと思います。
灼眼のシャナという作品は、私は三巻くらいまでしか読んでいないのですが、バトル要素と、シャナと吉田さんと主人公の三角関係を描いたラブコメ要素があります。だからもし、一巻でシャナと主人公がくっついたとしても、バトル要素の方で物語を進めれば、続編を書くことは充分可能だと思います。その場合、既にくっついた主人公カップルが戦いの中で更にお互いの絆を強めていく、という感じになるでしょう。吉田さんは残念ながら空気扱いとなります。
若干似たようなケースだと、HJ文庫の『じんじゃえーる』シリーズがあると思います。
こちらも第一巻で主人公剣児と、メインヒロインではないけど幼馴染みで本命ヒロインの楓がくっついています。ラブコメとしてはこの時点で終わりなのですが、第一巻の設定で主人公たちが剣術の部活に所属していることもあって、第二巻はバトルアクション要素を前面に押し出したので、出版することができました。
つまり、ラブコメの第一巻で主人公がカップル成立したら、大幅なジャンル転換をしなければ続編は難しいです。
たとえば、大学生主人公とライトノベルの神様である中学生くらいのロリヒロインが異能を身につけてこの世の暗黒面を支配する悪とバトルする、というような話か。もしくは、主人公とヒロインが異世界に召喚されて、そこで異能力を得て、大活躍する、なんて話にするか。でもこれって、第一巻の雰囲気とかブチ壊しです。そもそもこんな無理矢理な続編を膏薬でくっつけるくらいなら、最初から現代異能バトルアクションとか異世界召喚物の新作を書けば済む話です。続編である必要が無い。
どうしてもラブコメの枠内で続編を書こうと思ったら、恋のライバルを出すしかありません。
男のライバルが現れてヒロインを取り合う、というのはあり得ません。そんなの読んでも、ライトノベルのメイン読者層である男子中高生は面白くないですから。実際、そういう作品はほとんどありませんし、まあ、HJ文庫で実際にあったのですけど、正直いって一巻が面白かったのに男ライバルが出てきた二巻は微妙でした。あくまで少女、とは言いません。
当然、女のライバルが出てきて、主人公を取り合う、という形になります。一言で言えばハーレム展開です。
しかしそれって、主人公がまだ誰とも正式にくっついていない状態だからこそ面白いのであって、カポー成立している状態で新ヒロインにときめいてドキがムネムネしたとしても、それは浮気です。
主人公とメインヒロインがくっついた状態では、よほど強力なライバルを出さない限り、全く勝負になりません。では、、こういう時に出すとしたらどういうキャラかというと、幼馴染みですね。
メインヒロインは大抵、主人公とは新しく出会って、事件の中で急速に距離を縮めた、というパターンです。そうだとすると、メインヒロインが知らない幼いころからの主人公の歴史を知っている幼馴染みというのは、メインヒロインにとっては無視できない強力なライバルとなります。
が。
残念ですが『ライトノベルの神さま』の続編では、それは使えません。第一巻の時点で既に幼馴染みキャラが登場していて、ふられちゃっているからです。
つまり、『ライトノベルの神さま』は、一巻できちんと終了している作品です。続編は最初から無理だった。仮に強引に続編を出したとしても、読者を満足させるクオリティのものは書けなかったはず。いや、実際に書けなかったからこそ、出版しないで時間が経過してしまったのですよね。
遅かったとは思いますが、新作へと方針転換したので、ほっと胸をなで下ろしたところです。
『吟遊詩人に贈る歌』の出版社あらすじです。
『吟遊詩人と魔法人形が贈るラブファンタジー!
「世界で一番の吟遊詩人になる」と誓い、街を出たレントは、5年後ある理由で戻ってくる。レントが噴水広場でリュートを奏でていると、美しき幽霊・エリスが現れる。彼女は街の伝説の美女なのだが…!?』
『「世界で一番の吟遊詩人になって、必ず戻ってくる」十二歳のレントは、幼なじみのトルチにそう約束して街を出た。五年後、トルチに告げる言葉を胸に帰ってきたレントはしかし、再会する前に幽霊騒ぎに巻き込まれ、女警吏のテアに騒乱罪で捕らえられてしまう。テアに幽霊退治を押しつけられたレントは取調室でやってトルチと再会するも、告げる言葉を言えずにいるうちに今度はトルチを想う青年デリックから決闘を申し込まれ―悲劇の吟遊詩人と悲恋の騎士を生んだ街ルネスで、若き吟遊詩人と魔法人形が奏でるピュアファンタジー、開演。』
もうこの時点で超・気になるワードが出てきました。
魔法人形。
このネタを使っているということは、本作品は佐々之青々先生にとって、乾坤一擲の大勝負作品ということです。いや、作家にとっては出す作品一つ一つ全てが勝負なのは当たり前なのですが。青々先生にとっては、これは背水の陣ともいうべき、後がない菖蒲咲くです。じゃない、勝負作です。
魔法人形というのは、某裸研に無駄に長く居るワナビにとっては聞き覚えがあるはずです。5年ほど前に某所短編の間で青々先生が魔法人形が音楽でバトルをする、という作品を投稿し、9時間だったか詳しい時間は忘れましたけど、1日も経たないうちにあっという間に点数が緑色の高得点になったという、青々先生にとっては一番の会心作でした。魔法人形のアイディアはその後も青々先生の長編作品の中で使い回しされて、公募でも魔法人形ネタが使われている作品がそれなりに上位進出していました。
つまり、魔法人形というのは、青々先生にとっての、とっておきのネタ、切り札的存在です。
そのカードを、デビュー第二作で使ってきた。
良く言えば、出し惜しみせずに一番良いネタを使ってきた。
だが悪く言えば、五年前のネタよりも良い新ネタが思いつかず、取っておくべき切り札を早々に出さざるを得なかった。
だから、この作品が売れないようだと、この先が厳しいですねー。次回作を書かせてもらえないかもしれない。いや、次回作のプロットを出しても通らないかもしれない。おわコン、終わったコンテンツとなってしまい、作家生命が実質的に終わりになってしまう。
そうならないためにも、この作品は売れてほしいものです。読書メーターの感想を見た限りでは、イマイチという意見も少しは存在しますが、おおむね高評価で好評価みたいです。ただ、異世界ファンタジーで、内容的にも売れるような要素が盛り込まれていない(あとがきにも言及あり)作品で、SDというシェアの小さいラノベレーベルなので、仮に作品が純粋に傑作レベルで面白かったとしても売れるかどうかは微妙な線なのですが。ただ、だからこそ、売り上げがそれほどでなくても続編を出させてもらえるのがSDの特徴でもあるのですが。
それでも読書メーターあたりの高評価を信じて、私もこれから読みます。この文章は、本文を読む前に書いているものです。
あと、事前情報としては。
あらすじから見るに、題材としては、主人公が吟遊詩人で、相棒が人形。これは、富士見ファンタジア文庫のかつての受賞作の『アンジュ・ガルディアン―復讐のパリ』と似ているかなーと思いました。主人公の性別や全体的な作品カラーは違うみたいですけど。
ただ、異世界ファンタジーが流行らない中で、しかも地味な吟遊詩人が主人公という、あまり日の目を見なさそうな題材でよく挑戦したものです。
それと、感想の中で主人公のヘタレぶりについて言及があります。
ので、本ブログの2012年1月5日、つまり、一つ前の記事、『ヘタレ主人公は面白いか』を読んでおいてください。
以下の感想では、上記記事を読んでいる、という前提で話を進めますので。
本作の評価は★3です。
さて、このへんから、内容についての感想が始まります。
馴れ合いは100%含有。ネタバレも100%含有なので、以下の閲覧は自己責任でお願いします。
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『吟遊詩人に贈る歌』佐々之青々集英社スーパーダッシュ文庫。amazon.co.jp
ええと。
新刊『吟遊詩人に贈る歌』の話に移る前に、全作『ライトノベルの神さま』の続編について思うところを。
『ライトノベルの神さま』そのものの評価については、当然賛否両論あるでしょう。が、続編を書いてもいいよ、という程度には売れたようです。
スーパーダッシュ文庫のホームページの今後の予定欄に、ライトノベルの神さま2、という名前がかなり以前からありました。
しかし、そこから具体的な発売情報がいつまで経っても出ませんでした。なぜ出ないのか。
正直、私はこれを見ていて非常にもどかしかったです。
私見を言わせてもらうと、これは完全に戦略ミス。続編は早々にあきらめて、新作を出す方向に早く転進すべきだったと思います。新人作家にとっては、第二作が受賞作の続編であっても完全な新作であっても、フレッシュなうちに出して読者をつなぎ止めておきたいところ。特にライトノベルの場合は、スピードが大事ですね。しかし今回は戦略ミスのせいで、デビュー作が出た後、第二作が出るまで、一年以上の時間を浪費してしまいました。
ではなぜ私は、続編は諦めて新作を書くべきだと思ったのか。
いやもう単純に、続編は無理だと分かり切っていたからです。
だってそうでしょう。単純なラブコメ作品で、主人公とメインヒロインがくっついちゃったら、後は何をするというのでしょうか。
たとえばの話、灼眼のシャナ、の一巻で主人公悠二とシャナがくっついていたら、続編は可能かどうか。これは可能だと思います。
灼眼のシャナという作品は、私は三巻くらいまでしか読んでいないのですが、バトル要素と、シャナと吉田さんと主人公の三角関係を描いたラブコメ要素があります。だからもし、一巻でシャナと主人公がくっついたとしても、バトル要素の方で物語を進めれば、続編を書くことは充分可能だと思います。その場合、既にくっついた主人公カップルが戦いの中で更にお互いの絆を強めていく、という感じになるでしょう。吉田さんは残念ながら空気扱いとなります。
若干似たようなケースだと、HJ文庫の『じんじゃえーる』シリーズがあると思います。
こちらも第一巻で主人公剣児と、メインヒロインではないけど幼馴染みで本命ヒロインの楓がくっついています。ラブコメとしてはこの時点で終わりなのですが、第一巻の設定で主人公たちが剣術の部活に所属していることもあって、第二巻はバトルアクション要素を前面に押し出したので、出版することができました。
つまり、ラブコメの第一巻で主人公がカップル成立したら、大幅なジャンル転換をしなければ続編は難しいです。
たとえば、大学生主人公とライトノベルの神様である中学生くらいのロリヒロインが異能を身につけてこの世の暗黒面を支配する悪とバトルする、というような話か。もしくは、主人公とヒロインが異世界に召喚されて、そこで異能力を得て、大活躍する、なんて話にするか。でもこれって、第一巻の雰囲気とかブチ壊しです。そもそもこんな無理矢理な続編を膏薬でくっつけるくらいなら、最初から現代異能バトルアクションとか異世界召喚物の新作を書けば済む話です。続編である必要が無い。
どうしてもラブコメの枠内で続編を書こうと思ったら、恋のライバルを出すしかありません。
男のライバルが現れてヒロインを取り合う、というのはあり得ません。そんなの読んでも、ライトノベルのメイン読者層である男子中高生は面白くないですから。実際、そういう作品はほとんどありませんし、まあ、HJ文庫で実際にあったのですけど、正直いって一巻が面白かったのに男ライバルが出てきた二巻は微妙でした。あくまで少女、とは言いません。
当然、女のライバルが出てきて、主人公を取り合う、という形になります。一言で言えばハーレム展開です。
しかしそれって、主人公がまだ誰とも正式にくっついていない状態だからこそ面白いのであって、カポー成立している状態で新ヒロインにときめいてドキがムネムネしたとしても、それは浮気です。
主人公とメインヒロインがくっついた状態では、よほど強力なライバルを出さない限り、全く勝負になりません。では、、こういう時に出すとしたらどういうキャラかというと、幼馴染みですね。
メインヒロインは大抵、主人公とは新しく出会って、事件の中で急速に距離を縮めた、というパターンです。そうだとすると、メインヒロインが知らない幼いころからの主人公の歴史を知っている幼馴染みというのは、メインヒロインにとっては無視できない強力なライバルとなります。
が。
残念ですが『ライトノベルの神さま』の続編では、それは使えません。第一巻の時点で既に幼馴染みキャラが登場していて、ふられちゃっているからです。
つまり、『ライトノベルの神さま』は、一巻できちんと終了している作品です。続編は最初から無理だった。仮に強引に続編を出したとしても、読者を満足させるクオリティのものは書けなかったはず。いや、実際に書けなかったからこそ、出版しないで時間が経過してしまったのですよね。
遅かったとは思いますが、新作へと方針転換したので、ほっと胸をなで下ろしたところです。
『吟遊詩人に贈る歌』の出版社あらすじです。
『吟遊詩人と魔法人形が贈るラブファンタジー!
「世界で一番の吟遊詩人になる」と誓い、街を出たレントは、5年後ある理由で戻ってくる。レントが噴水広場でリュートを奏でていると、美しき幽霊・エリスが現れる。彼女は街の伝説の美女なのだが…!?』
『「世界で一番の吟遊詩人になって、必ず戻ってくる」十二歳のレントは、幼なじみのトルチにそう約束して街を出た。五年後、トルチに告げる言葉を胸に帰ってきたレントはしかし、再会する前に幽霊騒ぎに巻き込まれ、女警吏のテアに騒乱罪で捕らえられてしまう。テアに幽霊退治を押しつけられたレントは取調室でやってトルチと再会するも、告げる言葉を言えずにいるうちに今度はトルチを想う青年デリックから決闘を申し込まれ―悲劇の吟遊詩人と悲恋の騎士を生んだ街ルネスで、若き吟遊詩人と魔法人形が奏でるピュアファンタジー、開演。』
もうこの時点で超・気になるワードが出てきました。
魔法人形。
このネタを使っているということは、本作品は佐々之青々先生にとって、乾坤一擲の大勝負作品ということです。いや、作家にとっては出す作品一つ一つ全てが勝負なのは当たり前なのですが。青々先生にとっては、これは背水の陣ともいうべき、後がない菖蒲咲くです。じゃない、勝負作です。
魔法人形というのは、某裸研に無駄に長く居るワナビにとっては聞き覚えがあるはずです。5年ほど前に某所短編の間で青々先生が魔法人形が音楽でバトルをする、という作品を投稿し、9時間だったか詳しい時間は忘れましたけど、1日も経たないうちにあっという間に点数が緑色の高得点になったという、青々先生にとっては一番の会心作でした。魔法人形のアイディアはその後も青々先生の長編作品の中で使い回しされて、公募でも魔法人形ネタが使われている作品がそれなりに上位進出していました。
つまり、魔法人形というのは、青々先生にとっての、とっておきのネタ、切り札的存在です。
そのカードを、デビュー第二作で使ってきた。
良く言えば、出し惜しみせずに一番良いネタを使ってきた。
だが悪く言えば、五年前のネタよりも良い新ネタが思いつかず、取っておくべき切り札を早々に出さざるを得なかった。
だから、この作品が売れないようだと、この先が厳しいですねー。次回作を書かせてもらえないかもしれない。いや、次回作のプロットを出しても通らないかもしれない。おわコン、終わったコンテンツとなってしまい、作家生命が実質的に終わりになってしまう。
そうならないためにも、この作品は売れてほしいものです。読書メーターの感想を見た限りでは、イマイチという意見も少しは存在しますが、おおむね高評価で好評価みたいです。ただ、異世界ファンタジーで、内容的にも売れるような要素が盛り込まれていない(あとがきにも言及あり)作品で、SDというシェアの小さいラノベレーベルなので、仮に作品が純粋に傑作レベルで面白かったとしても売れるかどうかは微妙な線なのですが。ただ、だからこそ、売り上げがそれほどでなくても続編を出させてもらえるのがSDの特徴でもあるのですが。
それでも読書メーターあたりの高評価を信じて、私もこれから読みます。この文章は、本文を読む前に書いているものです。
あと、事前情報としては。
あらすじから見るに、題材としては、主人公が吟遊詩人で、相棒が人形。これは、富士見ファンタジア文庫のかつての受賞作の『アンジュ・ガルディアン―復讐のパリ』と似ているかなーと思いました。主人公の性別や全体的な作品カラーは違うみたいですけど。
ただ、異世界ファンタジーが流行らない中で、しかも地味な吟遊詩人が主人公という、あまり日の目を見なさそうな題材でよく挑戦したものです。
それと、感想の中で主人公のヘタレぶりについて言及があります。
ので、本ブログの2012年1月5日、つまり、一つ前の記事、『ヘタレ主人公は面白いか』を読んでおいてください。
以下の感想では、上記記事を読んでいる、という前提で話を進めますので。
本作の評価は★3です。
さて、このへんから、内容についての感想が始まります。
馴れ合いは100%含有。ネタバレも100%含有なので、以下の閲覧は自己責任でお願いします。
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2012年01月05日
ヘタレ主人公は面白いか
先日某アクアさんがツイッターで、主人公がヘタレのラノベ、SD文庫の某作品、男の子主人公がナニを武器にして女の子に変身して戦う作品らしいです(私は未読)、を読んで微妙だった、という趣旨の発言をしておられて、某いおりさんなどがヘタレ否定論にだいたい賛同しておられました。
私はツイッターでの流れには便乗しませんでしたが、それについては思うところもあったので、1回140字限定のツイッターではなく、ブログで述べてみようかと思います。
「主人公がヘタレのラノベって、よくあるみたいだけど、読者は面白いと思うのかな」
という意見に対しては、私もおおむね同意だったりします。主人公がヘタレだと、面白さはもう一つと感じます。しかし、
「主人公がヘタレのラノベで、他に何があったっけ」
という趣旨の疑問に対しては、うん、確かに、ヘタレ主人公ってよくあるように感じるのですが、じゃあ具体的に作品名、といわれると、思い当たるラノベがあまりありません。
私も、過去に読んだ本を、読書メーターの記録を半分くらいまでさかのぼって眺めてみましたが、あまり無いですね。いやほとんど無い。いや全然無い。もっと正確に言うと主人公の人物造形を覚えていない作品もけっこうある。
私が思いついた範囲に限定していいますと。主人公がヘタレの作品のぶっちぎりは『地を駆ける虹』でしょうか。これはかなりヘタレ描写がきわまっています。
けっこうヘタレなのがごく最近読んだ『吟遊詩人に贈る歌』。少々ヘタレなのが『白銀竜王のクレイドル』といったところでしょうか。
『地を駆ける虹』については主人公がヘタレなのもそうですが、それ以外の要素についても良いとは思えない部分も多く、残念ながらあまり面白いとは思えませんでした。
『白銀竜王のクレイドル』は、主人公のヘタレは、まあ、イマイチなのですが、この作品に関しては悪役側のキャラの方が主人公サイドよりも断然見所なので、主人公がヘタレであることによるイマイチ感がさほど大きくなかったです。
『吟遊詩人に贈る歌』は、主人公がヘタレであることで、もう一つ感情移入もできず物語に入り込めませんでした。歴史ミステリー要素などは面白かったのに全体的にはがっかり感が漂っていました。こちらについては、後日、詳しい感想を書くのでそちらに譲ります。
偶然ながら、主人公がヘタレ作品としてざっと思い浮かんだ三作、いずれも異世界ファンタジーでした。
んー、これは意外。というか、あるいはヘタレが印象に残るという意味では正しいのかもしれない。
本来異世界ファンタジー作品というのは、主人公がヘタレであることとは相性が良くないと思うのですよね。
以前にとある作品の感想で書いたのですが、ライトノベルの主人公像、というのは時代を経てそれなりに移り変わっている。ただ、変わっていないのが、「メイン読者対象である男子中高生が共感できるもの」です。
それこそ20年くらい前のラノベ黎明期は、ヘタレ主人公はほとんどいなかったはずです。
あ、今思い出したけど、当時の作品で『ハイパータイマー・ネーナ』なんかも主人公かなりヘタレっぽかったですねー。でも誰も知っている人がいないのでスルーしてください。
当時といえば『ロードス島戦記』『スレイヤーズ』『ゴクドーくん漫遊記』、あと、あかほりさとる先生の諸作品、冴木忍先生の諸作品が人気があったでしょうか。
前者三作はともかく、あかほりさとる先生と冴木忍先生の作品は、主人公の男子がけっこう情けなくて強い女の子に振り回されるタイプの話がけっこうあったような。でも当時はヘタレとは思わなかったですね。いや、ヘタレというワード自体がその時代には存在しなかったはずですが。用語の有無はともかくとして、当時は、ヘタレというよりは読者の等身大といった感じでした。
結局、ラノベ読者にとって共感しやすい主人公像というのは、大きく分けたら二つあると思うのです。
一つは、『ロードス島戦記』に代表されるような、強くてかっこいいタイプ。スレイヤーズは主人公女の子ですし、ゴクドーくんはかっこいいとは全然ベクトルが別ですが、このロードスタイプの主人公だと思います。
ラノベ読者は、現実には、強くもなければかっこよくもないはずです。しかし、強くてかっこいい存在に対してはあこがれがあり、自分もそうなったらなあ、という夢想があります。それを叶えて疑似体験させてくれるのがライトノベルの中の主人公なわけです。
読者は主人公パーンになりきって、異世界のロードス島を縦横無尽に駆けめぐり、どんどん強くなって歴史の中で大きな役割を果たします。もちろん、パーンにだって挫折や悩みがあり、それを克服して強くなっていくので、読者としても共感しやすいです。
こういう、強くてかっこいいタイプの主人公は、異世界ファンタジー作品と特に相性が良いように思います。現に、20年前はこういうタイプの主人公が多くて、かつ、異世界ファンタジー作品が多かったので、そう感じる部分もあるでしょう。強くてかっこいいタイプの主人公は異世界以外の他の世界観でもやろうと思えばいくらでもできます。が、わざわざ異世界をやるんだったら、ヘタレよりも強くてかっこいいパーンタイプの方が良いのではないかなー、と私は思うわけです。
パーンタイプと対照的な主人公タイプが、まあヘタレですね。ヘタレと断定しちゃったら語弊がありまくりっぽいので、等身大タイプと言っておきましょう。
その名前だけで最早説明の必要も無いでしょう。パーンは、読者にとっては自分とはかけ離れた憧れのタイプだったのに対し、等身大。当然、感情移入しやすいです。
これはもう、現代学園物と相性が良いと思います。大抵の読者は男子中高生で、現代に生きていて学園に所属しているはずですから。
主人公は男子中高生で、大抵は平凡(ごく稀に異能力持ちとかアリ)で、モテない。それが、何らかの出来事に巻き込まれることによって、なんか無駄に美少女と知り合って、LS(某所の人なら何の略だか分かるはず)があって、なんか知らんけどいつのまにかアラブの偉い王様もビックリのハーレムが形成されていたりするわけです。
平凡な男子中高生でモテない、までがラノベ読者の現実ですが、現実的な等身大主人公だからこそしょっぱなから感情移入しやすい。そして事件に巻き込まれてラッキースケベとかハーレムとかは、現実には起こりえないわけですが、そこはわざわざライトノベルを読むわけですから、等身大主人公がそういうラッキーなスケベな経験をすることで、「オレもこんな出来事が起こったらいいなあ」と楽しむ。
で、この現代学園物に出てくる主人公って、大抵はハイテンションヒロインになすすべもなく振り回されるものです。ですから、大なり小なりヘタレ要素を持っています。物語の核になる事件にしても、大抵は巻き込まれです。自分から積極的に動くケースは、無いとは言わないが極めて少ないです。
等身大でややヘタレな主人公がウケる、というのは、今の時代のラノベが現代学園物が圧倒的に主流である以上、当然の帰結であるように感じます。
しかしですね。そういう現代学園物のハーレムLSヘタレ主人公であっても、物語を経て何らかの成長をし、クライマックスでは何らかの活躍をしているはずです。少なくとも、面白い、として評価されている作品は。
プロ作品であっても地雷とか、アマチュア作品の場合は、主人公の成長や活躍するシーンが保証されませんのでご注意。
つまり、現代物のような等身大タイプ主人公のように多少ヘタレであっても、物語の中で努力し、成長し、LS(しつこい)があり、ヒロインズといい感じになって、山場で活躍しハッピーエンド、というような感じで上手く描けば、普通に面白いと感じるはずです。それが今のラノベ界の主流ですから。
ヘタレが悪いわけじゃない。ヘタレはヘタレでも、描き方が悪いのではないか、と。
そもそも、現代物であっても、そこまで極端なヘタレ主人公は、少なくとも私はあまり見たことがありません。
でも、ついつい、「そういうヘタレ主人公ってよくいる感じがするよね」と思ってしまう。
なんでだろ、と理由を考えてみたら、すぐ分かった。
某アクアさんが例に出していたような極端ヘタレって、確かに例は多くないはず。でも、超有名極端ヘタレキャラがいるので、よくいるタイプのように思ってしまうのです。
エヴァのシンジくんが、モロにそのタイプですよね。
巻き込まれ型ながらも序盤では「わかった。ボクがやらなくちゃ。戦うよ」とか大言壮語しておきながら、中盤あたりで強敵が出てくると急にビビリが芽を出して「ボクは巻き込まれただけなんだ」とか「こんな戦いは望んでいなかった」とか言い出す。
あんまり共感しやすい主人公ではないですよね。
主人公のアンチテーゼとして戦いを否定する軟弱な脇役キャラ、というのなら分かるけど、これで主人公ですから。アンチではないテーゼですから。
そんな共感しにくいはずの主人公でありながら大人気を博して業界の流れを作ったエヴァというのは改めて偉大であるとは思います。
シンジくんは例外として。
結局、ヘタレ主人公であっても共感できるかどうかって、ヘタレる順番ではないか、と思いました。
主人公が最初から強くて、最後まで無敵でずっと強い、、、という中二作品もラノベでは存在するっちゃするかもですが、それも例外としておいて。
大抵の物語では主人公は、挫折と乗り越えによって成長していくものです。
それは、パーンのような強くてかっこいいタイプの主人公でもそうです。パーンだって最初から強かったわけじゃないです。
以下ちょっと『ロードス島戦記 灰色の魔女』のネタバレ含むので閲覧注意。
最初の時点でパーンは、父親のことが負い目としてあって、しかもゴブリン退治で自らの力不足を思い知らされる、という挫折状態からスタートします。
そこから、仲間と巡り会い、カーラの暗躍を知って目的意識を持つ、という成長を遂げます。読者は小さいながらも達成感を得るわけです。
でも実際にカーラと対峙してみるとその力は圧倒的で、挫折感をパーン(と読者)は味わう。
でも、結果的にお姫様を助けて、父親の不名誉が晴らされる、という達成感がまた来ます。
その後、ウォートの館でカーラと対面し、その正体を知ることによって、カーラを倒すことの難しさを思い知らされます。マーモとヴァリスの戦争でファーン王とベルド王が共に倒れ、カーラの思惑通りになって混乱の時代が続く。これもまあ、挫折の一種ですよね。だからといってパーンはシンジくんのようにそこまでウジウジしませんが。
ラストでは、湖の館でカーラと対戦し、ギムを喪いながらも仲間との協力でカーラを倒す、という第一巻の達成感を得ます。まあウッド・チャックが新たなカーラとなってしまうのですが、そこはシリーズ展開におけるヒキということで。
ここまででネタバレ終わり。
これを見て分かる通り、
挫折→達成。挫折→達成。挫折→達成。
を小さく繰り返しています。
物語展開なんて、大抵そういう形でできているはずです。
最初は弱かった主人公が、大切な人を守れなくて「力がほしい」となって努力して、ザコキャラを倒す。これが挫折→達成、の流れ。
でも中ボスには全く歯が立たずにフルボッコにされ挫折します。でも主人公は猛特訓を経て必殺技を会得して、中ボスを倒します。挫折→達成。
でもやっぱり大ボスには勝てなくて挫折。その後諸々の努力を経て、仲間との絆で大ボスを倒してハッピーエンドとなります。やっぱり挫折→達成、です。
挫折があって、その時に主人公がヘタレたっていいと思うのです。
そこからまた立ち直って努力して克服すればいい。というか、その過程を楽しむためにラノベを読むのではないでしょうか。
ヘタレ主人公というのは、
できもしないのに大言壮語する→挫折してヘタレる。
という流れです。これを繰り返します。だから読者には挫折ばかりが印象づけられるのです。
形としては、上向き↑と下向き↓を交互に繰り返すという意味ではパーンもヘタレも同じなのですが、内実は全然違います。
もうそろそろ書くのが面倒になってきたので結論。
ヘタレだっていいと思います。需要みたいのはあるようですし。
ただ、程度問題です。
あまりにもヘタレすぎると、読者が共感しにくい。
エヴァみたいな大作ならまだしも、普通の作品では、ヘタレ主人公のヘタレ度はほどほどにしておいた方がいいと思います。
キーワード:灰色
私はツイッターでの流れには便乗しませんでしたが、それについては思うところもあったので、1回140字限定のツイッターではなく、ブログで述べてみようかと思います。
「主人公がヘタレのラノベって、よくあるみたいだけど、読者は面白いと思うのかな」
という意見に対しては、私もおおむね同意だったりします。主人公がヘタレだと、面白さはもう一つと感じます。しかし、
「主人公がヘタレのラノベで、他に何があったっけ」
という趣旨の疑問に対しては、うん、確かに、ヘタレ主人公ってよくあるように感じるのですが、じゃあ具体的に作品名、といわれると、思い当たるラノベがあまりありません。
私も、過去に読んだ本を、読書メーターの記録を半分くらいまでさかのぼって眺めてみましたが、あまり無いですね。いやほとんど無い。いや全然無い。もっと正確に言うと主人公の人物造形を覚えていない作品もけっこうある。
私が思いついた範囲に限定していいますと。主人公がヘタレの作品のぶっちぎりは『地を駆ける虹』でしょうか。これはかなりヘタレ描写がきわまっています。
けっこうヘタレなのがごく最近読んだ『吟遊詩人に贈る歌』。少々ヘタレなのが『白銀竜王のクレイドル』といったところでしょうか。
『地を駆ける虹』については主人公がヘタレなのもそうですが、それ以外の要素についても良いとは思えない部分も多く、残念ながらあまり面白いとは思えませんでした。
『白銀竜王のクレイドル』は、主人公のヘタレは、まあ、イマイチなのですが、この作品に関しては悪役側のキャラの方が主人公サイドよりも断然見所なので、主人公がヘタレであることによるイマイチ感がさほど大きくなかったです。
『吟遊詩人に贈る歌』は、主人公がヘタレであることで、もう一つ感情移入もできず物語に入り込めませんでした。歴史ミステリー要素などは面白かったのに全体的にはがっかり感が漂っていました。こちらについては、後日、詳しい感想を書くのでそちらに譲ります。
偶然ながら、主人公がヘタレ作品としてざっと思い浮かんだ三作、いずれも異世界ファンタジーでした。
んー、これは意外。というか、あるいはヘタレが印象に残るという意味では正しいのかもしれない。
本来異世界ファンタジー作品というのは、主人公がヘタレであることとは相性が良くないと思うのですよね。
以前にとある作品の感想で書いたのですが、ライトノベルの主人公像、というのは時代を経てそれなりに移り変わっている。ただ、変わっていないのが、「メイン読者対象である男子中高生が共感できるもの」です。
それこそ20年くらい前のラノベ黎明期は、ヘタレ主人公はほとんどいなかったはずです。
あ、今思い出したけど、当時の作品で『ハイパータイマー・ネーナ』なんかも主人公かなりヘタレっぽかったですねー。でも誰も知っている人がいないのでスルーしてください。
当時といえば『ロードス島戦記』『スレイヤーズ』『ゴクドーくん漫遊記』、あと、あかほりさとる先生の諸作品、冴木忍先生の諸作品が人気があったでしょうか。
前者三作はともかく、あかほりさとる先生と冴木忍先生の作品は、主人公の男子がけっこう情けなくて強い女の子に振り回されるタイプの話がけっこうあったような。でも当時はヘタレとは思わなかったですね。いや、ヘタレというワード自体がその時代には存在しなかったはずですが。用語の有無はともかくとして、当時は、ヘタレというよりは読者の等身大といった感じでした。
結局、ラノベ読者にとって共感しやすい主人公像というのは、大きく分けたら二つあると思うのです。
一つは、『ロードス島戦記』に代表されるような、強くてかっこいいタイプ。スレイヤーズは主人公女の子ですし、ゴクドーくんはかっこいいとは全然ベクトルが別ですが、このロードスタイプの主人公だと思います。
ラノベ読者は、現実には、強くもなければかっこよくもないはずです。しかし、強くてかっこいい存在に対してはあこがれがあり、自分もそうなったらなあ、という夢想があります。それを叶えて疑似体験させてくれるのがライトノベルの中の主人公なわけです。
読者は主人公パーンになりきって、異世界のロードス島を縦横無尽に駆けめぐり、どんどん強くなって歴史の中で大きな役割を果たします。もちろん、パーンにだって挫折や悩みがあり、それを克服して強くなっていくので、読者としても共感しやすいです。
こういう、強くてかっこいいタイプの主人公は、異世界ファンタジー作品と特に相性が良いように思います。現に、20年前はこういうタイプの主人公が多くて、かつ、異世界ファンタジー作品が多かったので、そう感じる部分もあるでしょう。強くてかっこいいタイプの主人公は異世界以外の他の世界観でもやろうと思えばいくらでもできます。が、わざわざ異世界をやるんだったら、ヘタレよりも強くてかっこいいパーンタイプの方が良いのではないかなー、と私は思うわけです。
パーンタイプと対照的な主人公タイプが、まあヘタレですね。ヘタレと断定しちゃったら語弊がありまくりっぽいので、等身大タイプと言っておきましょう。
その名前だけで最早説明の必要も無いでしょう。パーンは、読者にとっては自分とはかけ離れた憧れのタイプだったのに対し、等身大。当然、感情移入しやすいです。
これはもう、現代学園物と相性が良いと思います。大抵の読者は男子中高生で、現代に生きていて学園に所属しているはずですから。
主人公は男子中高生で、大抵は平凡(ごく稀に異能力持ちとかアリ)で、モテない。それが、何らかの出来事に巻き込まれることによって、なんか無駄に美少女と知り合って、LS(某所の人なら何の略だか分かるはず)があって、なんか知らんけどいつのまにかアラブの偉い王様もビックリのハーレムが形成されていたりするわけです。
平凡な男子中高生でモテない、までがラノベ読者の現実ですが、現実的な等身大主人公だからこそしょっぱなから感情移入しやすい。そして事件に巻き込まれてラッキースケベとかハーレムとかは、現実には起こりえないわけですが、そこはわざわざライトノベルを読むわけですから、等身大主人公がそういうラッキーなスケベな経験をすることで、「オレもこんな出来事が起こったらいいなあ」と楽しむ。
で、この現代学園物に出てくる主人公って、大抵はハイテンションヒロインになすすべもなく振り回されるものです。ですから、大なり小なりヘタレ要素を持っています。物語の核になる事件にしても、大抵は巻き込まれです。自分から積極的に動くケースは、無いとは言わないが極めて少ないです。
等身大でややヘタレな主人公がウケる、というのは、今の時代のラノベが現代学園物が圧倒的に主流である以上、当然の帰結であるように感じます。
しかしですね。そういう現代学園物のハーレムLSヘタレ主人公であっても、物語を経て何らかの成長をし、クライマックスでは何らかの活躍をしているはずです。少なくとも、面白い、として評価されている作品は。
プロ作品であっても地雷とか、アマチュア作品の場合は、主人公の成長や活躍するシーンが保証されませんのでご注意。
つまり、現代物のような等身大タイプ主人公のように多少ヘタレであっても、物語の中で努力し、成長し、LS(しつこい)があり、ヒロインズといい感じになって、山場で活躍しハッピーエンド、というような感じで上手く描けば、普通に面白いと感じるはずです。それが今のラノベ界の主流ですから。
ヘタレが悪いわけじゃない。ヘタレはヘタレでも、描き方が悪いのではないか、と。
そもそも、現代物であっても、そこまで極端なヘタレ主人公は、少なくとも私はあまり見たことがありません。
でも、ついつい、「そういうヘタレ主人公ってよくいる感じがするよね」と思ってしまう。
なんでだろ、と理由を考えてみたら、すぐ分かった。
某アクアさんが例に出していたような極端ヘタレって、確かに例は多くないはず。でも、超有名極端ヘタレキャラがいるので、よくいるタイプのように思ってしまうのです。
エヴァのシンジくんが、モロにそのタイプですよね。
巻き込まれ型ながらも序盤では「わかった。ボクがやらなくちゃ。戦うよ」とか大言壮語しておきながら、中盤あたりで強敵が出てくると急にビビリが芽を出して「ボクは巻き込まれただけなんだ」とか「こんな戦いは望んでいなかった」とか言い出す。
あんまり共感しやすい主人公ではないですよね。
主人公のアンチテーゼとして戦いを否定する軟弱な脇役キャラ、というのなら分かるけど、これで主人公ですから。アンチではないテーゼですから。
そんな共感しにくいはずの主人公でありながら大人気を博して業界の流れを作ったエヴァというのは改めて偉大であるとは思います。
シンジくんは例外として。
結局、ヘタレ主人公であっても共感できるかどうかって、ヘタレる順番ではないか、と思いました。
主人公が最初から強くて、最後まで無敵でずっと強い、、、という中二作品もラノベでは存在するっちゃするかもですが、それも例外としておいて。
大抵の物語では主人公は、挫折と乗り越えによって成長していくものです。
それは、パーンのような強くてかっこいいタイプの主人公でもそうです。パーンだって最初から強かったわけじゃないです。
以下ちょっと『ロードス島戦記 灰色の魔女』のネタバレ含むので閲覧注意。
最初の時点でパーンは、父親のことが負い目としてあって、しかもゴブリン退治で自らの力不足を思い知らされる、という挫折状態からスタートします。
そこから、仲間と巡り会い、カーラの暗躍を知って目的意識を持つ、という成長を遂げます。読者は小さいながらも達成感を得るわけです。
でも実際にカーラと対峙してみるとその力は圧倒的で、挫折感をパーン(と読者)は味わう。
でも、結果的にお姫様を助けて、父親の不名誉が晴らされる、という達成感がまた来ます。
その後、ウォートの館でカーラと対面し、その正体を知ることによって、カーラを倒すことの難しさを思い知らされます。マーモとヴァリスの戦争でファーン王とベルド王が共に倒れ、カーラの思惑通りになって混乱の時代が続く。これもまあ、挫折の一種ですよね。だからといってパーンはシンジくんのようにそこまでウジウジしませんが。
ラストでは、湖の館でカーラと対戦し、ギムを喪いながらも仲間との協力でカーラを倒す、という第一巻の達成感を得ます。まあウッド・チャックが新たなカーラとなってしまうのですが、そこはシリーズ展開におけるヒキということで。
ここまででネタバレ終わり。
これを見て分かる通り、
挫折→達成。挫折→達成。挫折→達成。
を小さく繰り返しています。
物語展開なんて、大抵そういう形でできているはずです。
最初は弱かった主人公が、大切な人を守れなくて「力がほしい」となって努力して、ザコキャラを倒す。これが挫折→達成、の流れ。
でも中ボスには全く歯が立たずにフルボッコにされ挫折します。でも主人公は猛特訓を経て必殺技を会得して、中ボスを倒します。挫折→達成。
でもやっぱり大ボスには勝てなくて挫折。その後諸々の努力を経て、仲間との絆で大ボスを倒してハッピーエンドとなります。やっぱり挫折→達成、です。
挫折があって、その時に主人公がヘタレたっていいと思うのです。
そこからまた立ち直って努力して克服すればいい。というか、その過程を楽しむためにラノベを読むのではないでしょうか。
ヘタレ主人公というのは、
できもしないのに大言壮語する→挫折してヘタレる。
という流れです。これを繰り返します。だから読者には挫折ばかりが印象づけられるのです。
形としては、上向き↑と下向き↓を交互に繰り返すという意味ではパーンもヘタレも同じなのですが、内実は全然違います。
もうそろそろ書くのが面倒になってきたので結論。
ヘタレだっていいと思います。需要みたいのはあるようですし。
ただ、程度問題です。
あまりにもヘタレすぎると、読者が共感しにくい。
エヴァみたいな大作ならまだしも、普通の作品では、ヘタレ主人公のヘタレ度はほどほどにしておいた方がいいと思います。
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2012年01月03日
トートロジー的な味
コンビニで発見して買ってみました。
森永チョコボール ブラックサンダー味

ふーん、と思わず流してしまいそうですが、いやいや、これはツッコミどころありまくりのような。
ブラックサンダー、というのは、言わずと知れた駄菓子の中の駄菓子といった感じのチョコレートです。
でも、チョコボールでブラックサンダー味、って、どうよ、という感じがします。
だってチョコレート菓子がチョコレート菓子味ですよ。
たとえばの話、ラーメンだったら、味噌味ラーメンとかカレー味ラーメンがあってもいいと思いますし、チョコレート味ラーメンがあってもいいと思います。←いや、チョコレート味はどうよ?
でも、ラーメン味ラーメン、って、何の意味があるのか。同語反復(トートロジー)ですよね。
担々麺味味噌ラーメン、とか扱っているラーメン屋とか、全国のどこかに無いでしょうか。食べに行ってみたいです。
とりあえず、チョコボール食べてみました。
んー。
ブラックサンダー味とはいいますが、そんな味が分かるほどにブラックサンダーを頻繁に食べたことはないので、再現できているのかどうかよく分からないぴょん。
不味くはないですよ。普通にチョコボールとしておいしかったです。
あ、あと、チョコボールの常として、クチバシのところには、おもちゃのカンヅメが当たる金と銀のエンゼルが隠れているらしいです。
まあ、今回は普通にハズレでしたけど。
今まで、銀なら何回も当たったことがあるけど、金は一度も無いんですよねー。
死ぬまでには一度、自分で当てて金のエンゼルを見てみたいです。
キーワード:チョコボール
森永チョコボール ブラックサンダー味
ふーん、と思わず流してしまいそうですが、いやいや、これはツッコミどころありまくりのような。
ブラックサンダー、というのは、言わずと知れた駄菓子の中の駄菓子といった感じのチョコレートです。
でも、チョコボールでブラックサンダー味、って、どうよ、という感じがします。
だってチョコレート菓子がチョコレート菓子味ですよ。
たとえばの話、ラーメンだったら、味噌味ラーメンとかカレー味ラーメンがあってもいいと思いますし、チョコレート味ラーメンがあってもいいと思います。←いや、チョコレート味はどうよ?
でも、ラーメン味ラーメン、って、何の意味があるのか。同語反復(トートロジー)ですよね。
担々麺味味噌ラーメン、とか扱っているラーメン屋とか、全国のどこかに無いでしょうか。食べに行ってみたいです。
とりあえず、チョコボール食べてみました。
んー。
ブラックサンダー味とはいいますが、そんな味が分かるほどにブラックサンダーを頻繁に食べたことはないので、再現できているのかどうかよく分からないぴょん。
不味くはないですよ。普通にチョコボールとしておいしかったです。
あ、あと、チョコボールの常として、クチバシのところには、おもちゃのカンヅメが当たる金と銀のエンゼルが隠れているらしいです。
まあ、今回は普通にハズレでしたけど。
今まで、銀なら何回も当たったことがあるけど、金は一度も無いんですよねー。
死ぬまでには一度、自分で当てて金のエンゼルを見てみたいです。
キーワード:チョコボール
この春、「チョコボール」がデザイン・品質ともにリニューアルして登場します!パフが増えてサ... |
2012年01月02日
2012年、ハジマタ。今年の目標。
新年早々寝正月&ツイッター廃人化、ということで快調なスタートダッシュを切った、という感じがします。
関係ないけど、amazoooonのページでオタクストアというのができたとかなんとか。つまりオタクはイロモノとして隔離する、というアパルトヘイト政策ですね。今じゃ知っている人もほとんどいないだろうな、アパルトヘイト。
正月中の目標としては、読んだけどレビュー書いていない本が7冊分たまっているので、それを片付けておきたいな、と。箱根駅伝の片手間にやるつもりです。
それはそうとして。
2011年は大惨敗だった「今年の目標」ですが、懲りるつもりはありません。
そもそも、目標設定をしなければ、負けたことにすら気づくことはできません。ブログのネタとしてもおいしい題材ですし。
というわけで、目標を設定します。
去年は難しい目標を多く設定しすぎたので、その反省の見地から、絞ります。
1。電撃大賞に応募する。
いや、新作を書くのではなく、以前に書いた短編を改稿して枚数を合わして出すかな、と。
無駄に長い私の執筆歴の中で、人に見せられそうな作品って、せいぜい短編三本くらいしか無いので、その内の一本を眠らせておくのは惜しいので突撃させよう、と。
電撃ページで34ページくらいなので、4ページ削らなければなりません。
んー、でも、ただ応募するだけだったら、目標として簡単すぎて張り合いが無さ過ぎますかね。
じゃ、「電撃大賞に応募すし、一次通過し評価シートをもらう」
これですね。一気に難易度が急上昇しちゃいました。でもこれで最終結果が判明するのが、6月10日くらい、ということで、半年は結果待ちができます。最大がんばっても一次通過二次落選あたりでしょうから、せめて一次は通過したいものです。
2。現在手がけている長編を完成させ、11月の公募に出す。
これは大本命。今年の、というか私のワナビ歴の集大成ともいうべき乾坤一擲の作品を書いて出したい、と思っています。できるかどうかは不透明ですが。
これも、目標の中に「受賞する」とか入れたいところだったのですが、11月締め切りということは結果が出るのは年内は絶対無理です。ので、こちらは完成させて出すのが目標。
これでも充分にハードル高いですけど。
3。70枚の短編を、100枚に改稿する。
自分的には比較的よくできた短編作品3作の内の一つですが、400字詰め原稿用紙換算で70枚という中途半端さ。
これは、電撃短編仕様だと、そのまま応募できる長さではあるのですが、他の公募には使い回しがきかない。
100枚丁度くらいに調整すると、色々使い回しがきいて便利です。100枚以上ならちょっと書き足せばいいし、100枚以下ならちょっと削ればいいし。
そんなことやるより長編の新作書いた方がいいのですが、そりゃ2で頑張ります。
この短編は使い回しをせずに捨てるにはどうも惜しくて。未練たらたらです。
4。……うーん……
あれ? もう思いつかないですよ?
これしかないですよ?
2の目標が大物なので、これができるかどうかが全てです。もし11月ギリギリではなく、せいぜい秋風吹くくらいの頃に早々に完成するようだったら、まあ、新作長編のプロット練りでもやりますか。
キーワード:秋風

『GALAXY ONE(ギャラクシー・ワン)』第一宇宙速度GEORIDE。amazon.co.jp
関係ないけど、amazoooonのページでオタクストアというのができたとかなんとか。つまりオタクはイロモノとして隔離する、というアパルトヘイト政策ですね。今じゃ知っている人もほとんどいないだろうな、アパルトヘイト。
正月中の目標としては、読んだけどレビュー書いていない本が7冊分たまっているので、それを片付けておきたいな、と。箱根駅伝の片手間にやるつもりです。
それはそうとして。
2011年は大惨敗だった「今年の目標」ですが、懲りるつもりはありません。
そもそも、目標設定をしなければ、負けたことにすら気づくことはできません。ブログのネタとしてもおいしい題材ですし。
というわけで、目標を設定します。
去年は難しい目標を多く設定しすぎたので、その反省の見地から、絞ります。
1。電撃大賞に応募する。
いや、新作を書くのではなく、以前に書いた短編を改稿して枚数を合わして出すかな、と。
無駄に長い私の執筆歴の中で、人に見せられそうな作品って、せいぜい短編三本くらいしか無いので、その内の一本を眠らせておくのは惜しいので突撃させよう、と。
電撃ページで34ページくらいなので、4ページ削らなければなりません。
んー、でも、ただ応募するだけだったら、目標として簡単すぎて張り合いが無さ過ぎますかね。
じゃ、「電撃大賞に応募すし、一次通過し評価シートをもらう」
これですね。一気に難易度が急上昇しちゃいました。でもこれで最終結果が判明するのが、6月10日くらい、ということで、半年は結果待ちができます。最大がんばっても一次通過二次落選あたりでしょうから、せめて一次は通過したいものです。
2。現在手がけている長編を完成させ、11月の公募に出す。
これは大本命。今年の、というか私のワナビ歴の集大成ともいうべき乾坤一擲の作品を書いて出したい、と思っています。できるかどうかは不透明ですが。
これも、目標の中に「受賞する」とか入れたいところだったのですが、11月締め切りということは結果が出るのは年内は絶対無理です。ので、こちらは完成させて出すのが目標。
これでも充分にハードル高いですけど。
3。70枚の短編を、100枚に改稿する。
自分的には比較的よくできた短編作品3作の内の一つですが、400字詰め原稿用紙換算で70枚という中途半端さ。
これは、電撃短編仕様だと、そのまま応募できる長さではあるのですが、他の公募には使い回しがきかない。
100枚丁度くらいに調整すると、色々使い回しがきいて便利です。100枚以上ならちょっと書き足せばいいし、100枚以下ならちょっと削ればいいし。
そんなことやるより長編の新作書いた方がいいのですが、そりゃ2で頑張ります。
この短編は使い回しをせずに捨てるにはどうも惜しくて。未練たらたらです。
4。……うーん……
あれ? もう思いつかないですよ?
これしかないですよ?
2の目標が大物なので、これができるかどうかが全てです。もし11月ギリギリではなく、せいぜい秋風吹くくらいの頃に早々に完成するようだったら、まあ、新作長編のプロット練りでもやりますか。
キーワード:秋風

『GALAXY ONE(ギャラクシー・ワン)』第一宇宙速度GEORIDE。amazon.co.jp
2012年01月01日
『オーバーイメージ』感想
2011年も本日で終わりです。と書いたけど、年内記事投稿無理でした。
ということで、2011年最後に読んだ本ということになります。MF文庫J『オーバーイメージ』を読みました。ちなみに2011年最初に読んだのは『ヒマツリ ガール・ミーツ・火猿』でした。潔いまでに某所出身作家の本を読みまくり感想書きまくった年でした。
本作の作者は某所出身の遊佐真弘先生。応募時点で16歳。今もまだ高校生のはず。ぜんぜん接点はありませんが、受賞、デビューおめでとうございます。

『オーバーイメージ』遊佐真弘MF文庫J。amazon.co.jp
どうもこの作品の原型となるものが、某所長編の間に投稿されていたらしいです。私は知らなかったです。
で、読書メーターなどで大体感想も出ていますが、私も大体似たような感想だったりします。
評価は★2と★3で迷って、ギリギリ★3に切り上げました。
主に作者の年齢補正です。
この作品の受賞を語るにあたっては、応募時の作者の年齢が16歳だった、というのは避けて通れません。確かに16歳で商業出版できるような作品を書くのは素晴らしいことで、確かに将来性はあるかもしれません。若くて将来性豊かな作者にツバをつけておくという意味では、MFが受賞させたのは間違いではないですし、むしろこれこそ新人賞の醍醐味といえるでしょう。
しかし、純粋に作品の評価となると、作者の年齢を考慮に入れるのは違うのではないかと思うのです。たとえ悪い部分があっても「16歳だから仕方ない」と言ってしまったら何でもアリになってしまう。
よって、以下の感想では、作者の年齢補正は考慮しません。プロ作品として出版した以上、年齢を言い訳にはできませんので。
できればこの記事を2001年内にアップしたいし、長い感想は書いている自分が心身共に疲弊するので、なるべく簡潔に完結させたいです。無理でした。
例によって馴れ合いとネタバレまみれの感想となります。閲覧は自己責任でお願いします。
↓
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ということで、2011年最後に読んだ本ということになります。MF文庫J『オーバーイメージ』を読みました。ちなみに2011年最初に読んだのは『ヒマツリ ガール・ミーツ・火猿』でした。潔いまでに某所出身作家の本を読みまくり感想書きまくった年でした。
本作の作者は某所出身の遊佐真弘先生。応募時点で16歳。今もまだ高校生のはず。ぜんぜん接点はありませんが、受賞、デビューおめでとうございます。

『オーバーイメージ』遊佐真弘MF文庫J。amazon.co.jp
どうもこの作品の原型となるものが、某所長編の間に投稿されていたらしいです。私は知らなかったです。
で、読書メーターなどで大体感想も出ていますが、私も大体似たような感想だったりします。
評価は★2と★3で迷って、ギリギリ★3に切り上げました。
主に作者の年齢補正です。
この作品の受賞を語るにあたっては、応募時の作者の年齢が16歳だった、というのは避けて通れません。確かに16歳で商業出版できるような作品を書くのは素晴らしいことで、確かに将来性はあるかもしれません。若くて将来性豊かな作者にツバをつけておくという意味では、MFが受賞させたのは間違いではないですし、むしろこれこそ新人賞の醍醐味といえるでしょう。
しかし、純粋に作品の評価となると、作者の年齢を考慮に入れるのは違うのではないかと思うのです。たとえ悪い部分があっても「16歳だから仕方ない」と言ってしまったら何でもアリになってしまう。
よって、以下の感想では、作者の年齢補正は考慮しません。プロ作品として出版した以上、年齢を言い訳にはできませんので。
できればこの記事を2001年内にアップしたいし、長い感想は書いている自分が心身共に疲弊するので、なるべく簡潔に完結させたいです。無理でした。
例によって馴れ合いとネタバレまみれの感想となります。閲覧は自己責任でお願いします。
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2011年12月31日
某所出身作品ランク付け
2011年は某所出身作家のデビューラッシュということで。
作品内容は玉石混淆でした。そりゃ、ラノベですから当然です。
で、本ブログでは記事スペースの右側でamazoooonのアフィリを貼って宣伝しているのですが、順番がとっちらかってきたし、量が増えてきたので、ここで整理をかけます。
ルールとしては。
シリーズものは第一巻のみを掲載する、ということ。
そして既に実行しましたが、評価ごとに扱いに差をつけます。
面白かった作品は上。つまらないのは下。
画像の大きさも★ごとに番付順です。
いちおう、今年は、頑張って感想を書いたのですが、来年は書けないのではないかと思います。多くなってきて追いつかなくなってきたため。
感想を書いていなくても、読んだ作品は密林アフィリ貼ります。月光、とか、ふらぐ・ぶれいかぁ、とか感想は書いていないけど既に貼っていますしね。
そういうことですので、このブログをご覧になっている方は、ぜひ、気になる作品をクリックして、アマゾンで買って下さい。←これが言いたかった。
キーワード:密林

『BLACK TAC ジャングルブーツ』BLACK TAC。amazon.co.jp
作品内容は玉石混淆でした。そりゃ、ラノベですから当然です。
で、本ブログでは記事スペースの右側でamazoooonのアフィリを貼って宣伝しているのですが、順番がとっちらかってきたし、量が増えてきたので、ここで整理をかけます。
ルールとしては。
シリーズものは第一巻のみを掲載する、ということ。
そして既に実行しましたが、評価ごとに扱いに差をつけます。
面白かった作品は上。つまらないのは下。
画像の大きさも★ごとに番付順です。
いちおう、今年は、頑張って感想を書いたのですが、来年は書けないのではないかと思います。多くなってきて追いつかなくなってきたため。
感想を書いていなくても、読んだ作品は密林アフィリ貼ります。月光、とか、ふらぐ・ぶれいかぁ、とか感想は書いていないけど既に貼っていますしね。
そういうことですので、このブログをご覧になっている方は、ぜひ、気になる作品をクリックして、アマゾンで買って下さい。←これが言いたかった。
キーワード:密林

『BLACK TAC ジャングルブーツ』BLACK TAC。amazon.co.jp
2011年12月29日
2011年が終わる。目標達成したか?
年の始めに、「今年の目標」として定めた人が多いはずです。
かくいうこのブログでも書いてあります。今年一月の記事参照。
某やーめる氏の真似をして、達成できなくてもいいから大きめの目標、というのを掲げてみました。
さて、その反省として、どの程度達成できたのかどうか、検証してみます。
1:体重をマイナス5キログラム。ただ減らすだけでなく、維持する。
まず、そもそも大前提の問題として、元の体重は何キロだったでしょう?
分かりませんが、減ってはいません。逆に増えた可能性ならある。
超ぜんぜん未達成でした。
2:年間で本を120冊以上読む。
ああしまった。120冊ってしちゃった。
100冊ならクリアしたのですが、120は無理でした。
現在103冊なので、残りで年内17冊はさすがに無理です。
未達成ですが、主にラノベで冊数を稼ぐことを前提にした数字なので、資料読みに力を入れている最近のことを思うと、別に未達成でもどうでもいいです。
3:ラノベ以外の本を年間30冊以上読む。
数えます……え、28冊?
じゃ、あと年内に2冊もラノベ以外を読めるかというと、ギリギリできるかどうか。
判定は保留ということで。いや、もう、たぶん無理。
4:ブログ記事を365個以上書く。
全然未達成だよ。
まあ若干、ツイッターの方に重心が行きかけているのもありますが、それは無関係に365はさすがに無謀でした。
記事を書くときは、某所の三行感想みたいなやっつけではなく、きちんとしたのをなるべく書くというのが方針ですので。三行でいいんだったら、それこそツイッターで十分だし。
数は大幅に少なかったけど、今年は某所出身作家が多数デビューし、その作品の感想をかなりガッツリ書いたはずです。後半は追いつけなくなりましたし。
5:漢字検定の勉強をする。
達成しました。
いや、勉強はちょっとだけですがしました。あまり身に付いていませんが。語彙が増えてもいませんし。
合格することが目標ではなく、勉強することが目標なので、これは確かに達成。
6:頓挫している長編の続きを書いて完成させる。
かんぜんスルーしていました。未達成。
第一稿レベルでは完成しているのですが、ツギハギ状で、どこからどう直せばいいのか分からないで手を付けられないといったところです。
7:電撃リトルリーグに毎回一作以上参加する。
出しませんでしたから未達成と言いたいところですが、電撃LL自体終了したのでどうでもいいや。
新しく始まった電撃チャンピオンロードの第一回の方には、過去作改稿一本と新作一本出したので、チャラといったところ。
判定は保留というか、引き分けというか、そんなところで。
8:日常系ラノベのプロットを練って、書いてみる。
あ、これは完全に未達成。別の方向に興味が移った。
てか、日常系って、ある意味今のトレンドだと思うのですが、今からちまちま書いて、それを公募に出して、仮に受賞して出版したとして、その時点では既にトレンドから外れてしまっているようにも感じるのです。
トレンドを追いかけるのではなく、本当に自分が書きたいものを追いかけるべきなのでしょう。
自分の書きたいものがたとえ時代遅れっぽくてもいいだろうし、今この瞬間にトレンド最前線だったとしてもいいでしょう。それが自分の書きたいものなら、迷わずに追いかければいい。
まあ確かに、トレンドであるかどうかは別として、日常系はいずれチャレンジしたいジャンルではあるのです。なので、書く時期が来るまで保留ということで。
総評。
惨敗ですね。当然ですが。
や→める氏の真似をした時点で結果は見えていた。
達成したのは漢字検定だけですね。それだって、合格する、ではなく「勉強する」ですから。たとえたった1ミリであっても勉強さえすれば達成扱い。
来年の目標については、来年になってからブログ記事書きます。8個も立てるのではなく、ピンポイントで3個くらいに絞ろうかな、と現時点では漠然と考えています。
キーワード:ツギハギ
かくいうこのブログでも書いてあります。今年一月の記事参照。
某やーめる氏の真似をして、達成できなくてもいいから大きめの目標、というのを掲げてみました。
さて、その反省として、どの程度達成できたのかどうか、検証してみます。
1:体重をマイナス5キログラム。ただ減らすだけでなく、維持する。
まず、そもそも大前提の問題として、元の体重は何キロだったでしょう?
分かりませんが、減ってはいません。逆に増えた可能性ならある。
超ぜんぜん未達成でした。
2:年間で本を120冊以上読む。
ああしまった。120冊ってしちゃった。
100冊ならクリアしたのですが、120は無理でした。
現在103冊なので、残りで年内17冊はさすがに無理です。
未達成ですが、主にラノベで冊数を稼ぐことを前提にした数字なので、資料読みに力を入れている最近のことを思うと、別に未達成でもどうでもいいです。
3:ラノベ以外の本を年間30冊以上読む。
数えます……え、28冊?
じゃ、あと年内に2冊もラノベ以外を読めるかというと、ギリギリできるかどうか。
判定は保留ということで。いや、もう、たぶん無理。
4:ブログ記事を365個以上書く。
全然未達成だよ。
まあ若干、ツイッターの方に重心が行きかけているのもありますが、それは無関係に365はさすがに無謀でした。
記事を書くときは、某所の三行感想みたいなやっつけではなく、きちんとしたのをなるべく書くというのが方針ですので。三行でいいんだったら、それこそツイッターで十分だし。
数は大幅に少なかったけど、今年は某所出身作家が多数デビューし、その作品の感想をかなりガッツリ書いたはずです。後半は追いつけなくなりましたし。
5:漢字検定の勉強をする。
達成しました。
いや、勉強はちょっとだけですがしました。あまり身に付いていませんが。語彙が増えてもいませんし。
合格することが目標ではなく、勉強することが目標なので、これは確かに達成。
6:頓挫している長編の続きを書いて完成させる。
かんぜんスルーしていました。未達成。
第一稿レベルでは完成しているのですが、ツギハギ状で、どこからどう直せばいいのか分からないで手を付けられないといったところです。
7:電撃リトルリーグに毎回一作以上参加する。
出しませんでしたから未達成と言いたいところですが、電撃LL自体終了したのでどうでもいいや。
新しく始まった電撃チャンピオンロードの第一回の方には、過去作改稿一本と新作一本出したので、チャラといったところ。
判定は保留というか、引き分けというか、そんなところで。
8:日常系ラノベのプロットを練って、書いてみる。
あ、これは完全に未達成。別の方向に興味が移った。
てか、日常系って、ある意味今のトレンドだと思うのですが、今からちまちま書いて、それを公募に出して、仮に受賞して出版したとして、その時点では既にトレンドから外れてしまっているようにも感じるのです。
トレンドを追いかけるのではなく、本当に自分が書きたいものを追いかけるべきなのでしょう。
自分の書きたいものがたとえ時代遅れっぽくてもいいだろうし、今この瞬間にトレンド最前線だったとしてもいいでしょう。それが自分の書きたいものなら、迷わずに追いかければいい。
まあ確かに、トレンドであるかどうかは別として、日常系はいずれチャレンジしたいジャンルではあるのです。なので、書く時期が来るまで保留ということで。
総評。
惨敗ですね。当然ですが。
や→める氏の真似をした時点で結果は見えていた。
達成したのは漢字検定だけですね。それだって、合格する、ではなく「勉強する」ですから。たとえたった1ミリであっても勉強さえすれば達成扱い。
来年の目標については、来年になってからブログ記事書きます。8個も立てるのではなく、ピンポイントで3個くらいに絞ろうかな、と現時点では漠然と考えています。
キーワード:ツギハギ
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2011年12月25日
カナモジカイ
今年話題になったラノベに、HJ文庫の受賞作である『僕の妹は漢字が読める』があります。
23世紀には漢字が絶滅していて、かなと記号だけで文章が書かれていて、というぶっとびまくった設定です。
しかし日本では、大正時代から、漢字の不便さ、不完全さを鑑みて、かなだけで表記すべきではないかという趣旨のもと、カナモジカイ、という団体が存在していました。
今もあります。
↓財団法人カナモジカイ、のサイト
http://www1.ocn.ne.jp/~kanamozi/
私の見解でいうと、漢字がある方がいいんです。
漢字が不完全だというのは、それはその通り。それを言ってしまえば、日本語も、もっと言えば他の言語も、完全なものなんてのは存在しないはず。生き物であって、常に変化している。進化したり逆に退化したり。漢字だってその一部だと思うから、変化がある。
漢字は不完全だということは承知した上で、かなだけだと文章書きにくいし、読みにくいし、面白みも減るかな、と。
完全な表記方法なんてモノは無い。そんなのがあるなら、どんな小説だって、誰が書いたって同じ物になってしまう。
完全じゃないから、個性があるから良いのだと思う。
全部カタカナで書いた小説があったっていいし、全部漢字の小説があってもいいでしょう。全部記号というのがあってもいい。どうやって読むのか分かりませんが。
それこそ実際に『妹漢』の真似をして、オオダイラ文体で小説を一本書いてみれば分かるかと思いますが、かなと記号だけで文章書いていると、気が狂いそうになります。
それでも、読みにくさを別とすれば、実力のある人ならば上手く書けば面白いものも書けるかもしれません。
と、ここまで言ってきて、私はカナモジカイのことを批判しているのかといったら、そうではありません。
詳しくはサイトを見ていただければ分かるのですが、国語国字問題Q&Aのページに書いてある日本語表記に関する真剣な考察は、ワナビならば一読の価値があるものです。
もちろん、賛否両論あると思います。賛否両論あっていいと思いますし、賛否両論あるべきだと思います。最後に注意書きがあるように、それは執筆者の個人的見解ですし。
少なくともワナビならば、考えすぎる必要は無いにせよ、日本語表記について、それなりの考え、ポリシーを以て、筆を執って行くべきではないかと思うのです。いくらライトノベルにおいては文章は重視されないといっても、だからといって書く側が素人読む側と同じ日本語レベルでは困るのです。
とにかく、カナモジという提唱が、妹漢の23世紀ではなく、大正時代からあったというのは驚きです。1920年ということは、まだ森鴎外が存命だったはず。そんな頃からカナモジに注目していたとは、すごいです。
21世紀だろうと23世紀だろうと、カナモジを支持しようとも漢字を支持しようとも、ワナビとして小説を書いていく以上、表現がこれでいいのかどうか、常に考え続けて行きたいものです。
キーワード:カタカナ
23世紀には漢字が絶滅していて、かなと記号だけで文章が書かれていて、というぶっとびまくった設定です。
しかし日本では、大正時代から、漢字の不便さ、不完全さを鑑みて、かなだけで表記すべきではないかという趣旨のもと、カナモジカイ、という団体が存在していました。
今もあります。
↓財団法人カナモジカイ、のサイト
http://www1.ocn.ne.jp/~kanamozi/
私の見解でいうと、漢字がある方がいいんです。
漢字が不完全だというのは、それはその通り。それを言ってしまえば、日本語も、もっと言えば他の言語も、完全なものなんてのは存在しないはず。生き物であって、常に変化している。進化したり逆に退化したり。漢字だってその一部だと思うから、変化がある。
漢字は不完全だということは承知した上で、かなだけだと文章書きにくいし、読みにくいし、面白みも減るかな、と。
完全な表記方法なんてモノは無い。そんなのがあるなら、どんな小説だって、誰が書いたって同じ物になってしまう。
完全じゃないから、個性があるから良いのだと思う。
全部カタカナで書いた小説があったっていいし、全部漢字の小説があってもいいでしょう。全部記号というのがあってもいい。どうやって読むのか分かりませんが。
それこそ実際に『妹漢』の真似をして、オオダイラ文体で小説を一本書いてみれば分かるかと思いますが、かなと記号だけで文章書いていると、気が狂いそうになります。
それでも、読みにくさを別とすれば、実力のある人ならば上手く書けば面白いものも書けるかもしれません。
と、ここまで言ってきて、私はカナモジカイのことを批判しているのかといったら、そうではありません。
詳しくはサイトを見ていただければ分かるのですが、国語国字問題Q&Aのページに書いてある日本語表記に関する真剣な考察は、ワナビならば一読の価値があるものです。
もちろん、賛否両論あると思います。賛否両論あっていいと思いますし、賛否両論あるべきだと思います。最後に注意書きがあるように、それは執筆者の個人的見解ですし。
少なくともワナビならば、考えすぎる必要は無いにせよ、日本語表記について、それなりの考え、ポリシーを以て、筆を執って行くべきではないかと思うのです。いくらライトノベルにおいては文章は重視されないといっても、だからといって書く側が素人読む側と同じ日本語レベルでは困るのです。
とにかく、カナモジという提唱が、妹漢の23世紀ではなく、大正時代からあったというのは驚きです。1920年ということは、まだ森鴎外が存命だったはず。そんな頃からカナモジに注目していたとは、すごいです。
21世紀だろうと23世紀だろうと、カナモジを支持しようとも漢字を支持しようとも、ワナビとして小説を書いていく以上、表現がこれでいいのかどうか、常に考え続けて行きたいものです。
キーワード:カタカナ
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